退会済のユーザー さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
やや酷評になってしまいます...
途中までは青春ドラマを時に涙を流しながら楽しく鑑賞させていただきました。
中盤を過ぎたあたりから設定が明らかになっていきますが、ちょっと納得できない部分が多過ぎて次第に心が離れていってしまいました。
具体的には、10年前の自分達に手紙を送るのですが、ブラックホールから届けるとかなんとか…どうやって送ったかは割愛されているけれどそんないいかげんな送り方をしたものがそれぞれの家に、個人に届く形できちんと宅配されている…細かいことを言っていますがこういう設定もきちんとしないと(あるいはもっと雑にして開き直るのはよいかと)感情移入しづらいです。
それから母親の自殺の理由が最後までよくわかりませんでした。こどもを思う親は本当に偉大で、愛するこどもを残して死ぬという選択は絶対にありえません。
また、翔がどう考えても1番わがままに生きてしまっており、人間的な魅力は須和の方がずっとあるのに主人公は翔にぞっこん…よく分かりません。
翔が死ななかったあとの未来のことまったく描かず、結局この作者にとって世界はどんな構造なのかも理解できません。答えをすべて見せて欲しいなんて言ってないんです。こんな視点から、世界を見つめていたという情報は与えてもらわないと、何が言いたかったのか、どんな世界を見せたかったのか、どんな人間を見せたかったのかが不透明なままになってしまいます。
前半かなり期待して観ていただけになんとも残念でした。