シャベール大佐 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
博多を舞台に、野球好きの殺し屋の活躍を描く犯罪アクション
人口の3%が殺し屋という、とんでもない設定の博多の町を舞台に、殺し屋チームの活躍?を描く犯罪アクション。全12話。
この作品の博多では、ヤクザやら政治家やらが殺し屋を雇って悪事を働いていたりして、人がぼこぼこ死んでいます。そんな物騒な町で、野球好きの馬場(ばんば)と、いつも女装している林(リン)という2人の殺し屋が、情報屋や死体処分屋などいろいろな技能を持った仲間たちとともに敵を倒していく、みたいなストーリーです。犯罪だらけの話ですが、馬場を始めとして多くのキャラが飄々として肩の力が抜けていることもあって、ちょっと暗い背景のある話などでも、観ていてあまり深刻にはならかったです。また、かなり多くの人物が登場してくる割には、複雑すぎて話の内容がわからないということもなく、出来は普通に悪くなかったと思います。ただ、チームメンバーの数も多いので、十分には個性が描ききれていないキャラもいたようで、もっとエピソードの数を重ねてキャラがしっかり馴染み、少しマンネリ感が出るくらいになったほうが楽しめそうな作品という気もしました。
作画は普通。声は、馬場のコテコテの博多弁がどの程度正確なのかわかりませんが、耳で感じる印象は良かったです。音楽は、EDのジャズのインスト曲が好きでした。
最後まで観終わって、特に面白いとは思いませんでしたが、普通に観れるレベルではありました。殺し屋という題材にしては後味はそれほど悪くなく、たまに挟まれる野球ネタも嫌いではなかったです。ここに魅力的な女性キャラでもいれば、もっと楽しめたかもしれません。