ダレイオス さんの感想・評価

2.1
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態：観終わった

どうも出来たものが作り手の力不足が目立つものとなってました。

まず思うことは開始して喋っている主人公役の声優さんの演技が棒演技気味なのが気になりましたね。
一発であまり上手くないな・・・とわかり
しかも自分の状況をイチイチ解説して長々と喋るキャラなので演技力の無さが露呈し
開始早々、不安を感じるものとなっている。
叫び声、驚いた声などの場面場面での演技が不安定なので
うーん、喋りの多い主人公役としては苦しいな

作画も１話なんですが、いきなり１０年ぐらい型落ちしている
ぐらいの質なんですよね。
作画崩壊はしてないものの動かないし紙芝居気味なので
キャラクターデザイン自体は今風で可愛らしいものとなっているのだけど
それにあっていない作画レベルだと思う。

設定は主人公は高校生の女の子で友達がいない。
いわゆるボッチである所からスタートする。
その現実から現実逃避するために読書して、その世界に逃げ込んでいる女の子で
その自覚もあるというもの
本当は友達がほしいけど出来ないでいる。

そんな女の子がいきなり異世界の魔法学校に行くものとになっていて
非常に唐突なスタートですね。
そしてドタバタしているだけで面白くはありませんね。
ギャグのつもりでやっていることもあるのだけど
声優さんの演技力不足やネタが滑っているのことや
テンポの遅さもあってギャグに切れもないので
個人的には非常につまらないなと思うものになってました。

ストーリー自体は異世界の魔法学校に行ったものの
そこでも上手くいかないもので落ち込んだりするものでした。
信じていた人に裏切られたりするので
落ち込んだりする気持ちはわかるのですが
解決があっさりなので、どうもスッキリするものではなかったな
それで解決？というもので
キャラクター描写不足に見えましたね。
もうチョット上手く解決してくれないと、良いストーリーだとは思えないですね。

途中でチーム戦能力バトルになるのだけど
ありがちなので特に魅力的な舞台装置ではなかった気がします。
ありがちな展開だけど中々進まずに面白くもないギャグコメディを入れてくるので
それがキツイな
能力自体は「かぐや姫」や「シンデレラ」など、おとぎ話をモチーフにした
能力持ちが戦うのですが
別にそれをいかした戦いが出来ているようにも見えなかったし
能力自体も面白くはないですね。
さらに主人公がいきなりバトルに乱入して長々と説教するからな
しかも主人公の声優さんはあまり上手くないので
それを長々と聞かされるのはキツイ、滑舌の悪さは目立つなあ
バトル自体も特に盛り上がることもなくてグダグダでした。
そして作画も動かないだけでなくて段々ダレてくるので
映像的にも苦しくなる。
構図がギャグでやっているわけではないのに
ギャグにしか見えないものになったりチョット酷いなと思う。

後半は逆にギャグバトルとして作っているのはわかるけど
あまりにも子供騙しな内容なので、もう苦笑いしながら観てました。
申し訳ないが笑えない芸人の芸を見ているようで
イカンなと思った。
さらに作画レベルも最後の方はヤバイ・・・なぐらいに極端に落ちるので
内容が頭に入ってきませんでした。

終わり方もいきなり放送終了の中途半端で終わってるのがね。
テロップじゃ「放送は今回で終了となります。」となってるし
録画しているビデオ一覧にも「（終）」となっているので
終わりなんでしょうけど、これじゃ「なんだった？」ですね。
正直ビックリしました。
これだとスポーツなら棄権で記録なしでしょうけど
スポーツじゃないからなあ・・・

まとめるとやりたいことは主人公の女の子と知り会った女の子が
上手くいかないことがあるものの、相手のことを考えてあげたり
反省したりして段々友情が深まるものを
やりたいストーリーなのはわかるし
一応はそう作られているのだけどキャラクター描写不足だったり
ありがちなバトルの舞台装置だったり面白くもないギャグコメディで
能力バトルも工夫はみられないし、バトル自体もグタグタで
長々と主人公が喋ることがあるのだけど声優さんが上手くないのでキツイし
作画自体も段々ダレてきて最後はヤバイぐらいになるので
どうも出来たものが作り手の力不足が目立つものとなってました。
つまり作り手はやりたいことを作り上げることが出来なかったんですね。
これだと評価的には苦しいですね。
キャラクターデザインは結構好きだったんですけど残念です。