ピーナッツ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
良い作品だった
京アニが大企業Netflixと提携して多額の予算を注ぎこんだ渾身の一作(憶測)
でも独占配信というのは、契約してない人からすれば反感を買うものなのでは。私は契約してますが、周りでは誰もしてません。
それより作品について…
PVを見た瞬間「これは是非見ておきたい」と思った作品です。
まず誰もが言うであろう作画についてですが、ヴァイオレットの美しさも相まって1枚絵がそのまま動いているようです。特に{netabare}7話の湖を駆けるシーンは瞬きすら許しませんでした。凄い。{/netabare}
ストーリーは、ロードムービーのような構成で描かれています。主人公であるヴァイオレットを根幹に置きつつも、ほぼ毎回移り変わるロケーションとキャラクターが織りなす、感傷的な物語の数々に"心"を掴まれました。ヴァイオレットはあまりにも純粋かつ奔放な少女で、知らないことばかりでした。だからこそ、時折見せるまっすぐすぎる想いが、依頼人のキャラクターどころか私たち視聴者にもするりと伝わるんだと思います。
ただ、キャラクターの心理描写や境遇を描くのに不要な部分に関しての設定は甘いので、細かい所が気になる人は合わないんじゃないでしょうか。
最後に音楽です。個人的にEDの「みちしるべ」はフルで聴いてほしいです。楽器が増えていく2番からの、壮大なCメロが良い。あと、劇伴。映画かな?と思うくらい豪華な楽曲。時々使われるタイプライターのサンプリング音源を使った表現に驚きました。サントラ欲しいけどどこも品切れなんですよね。
ヴォーカルアルバムは買いましたが、素晴らしかったです。女神の祈りっていう曲、好きですね〜。