dbman さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
もうひとつのシュタインズゲート
前置きとして私はこの作品を愛しています。
いまでこそ超がつくほどに大好きな作品なのですが、視聴当初は物語に面白さを見出すことが出来ず序盤で挫折、少し時間を空けて視聴するもおかしな白衣を着た人が厨二病を連発するそのお寒い姿に寝オチし挫折、また挑戦するも2ちゃんねるからそのまま具現化して飛び出したようなセクハラ変態デブヲタに耐えられずやっぱり挫折と幾度にも渡って挫折を繰り返しました…。
私は原作『ひぐらしのなく頃に』でも同じような経験をしておりそのひぐらしとこのシュタゲを薦められた友人からどんなに挫折しても最後まで観れば分かるから! という言葉を信じ紆余屈折を経て幾つもの年月をかけ最終話というゴールへついに辿りついたのです!
そこには大変な感動が待っていたわけですが、私は思ったのです。{netabare}作中で鳳凰院凶真は大変な思いをしてシュタインズゲートに辿りつきました。それと同様に私自身も知らず知らずにシュタインズゲートを目指し辿りついたのです! なんというリンク! これこそが作り手側の目論見だったのか!?
私はその興奮と嬉しさ伝えるためにその友人に報告しました。
「そういうことじゃない!」と突っ込まれました。
もちろんお互いに冗談と分かった上でのやりとりでしたが、私のように挫折を乗り越え完走された方も少なくないとは思われます。そういった方は上記で述べたようなもうひとつの趣向でも楽しめたのではないかと思われます。
誤解のないように記しておきますが、視聴に関しどれだけ挫折したかを強調するために愛すべき彼らをあえて悪者にみえるように書かせて頂きました。鳳凰院凶真とダルくんが好きすぎて一時期その口調を真似してしまうほどにハマり、いまでは私の物真似レパートリーのひとつとなっております。{/netabare}