ストライク さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これも一つの世界名作劇場
感想
流石京アニ、作画綺麗ですね。
週刊アニメでこのクオリティーは凄い!
これだけで観る価値はあると思います。
話は、戦争で武器として道具のように扱われて、戦う事しか知らず、無表情で感情に乏しいヴァイオレッドが、自動手記人形としてC.H郵便社で働きはじめ、少しずつ感情を取り戻し更生してゆく内容でした。
僕的には嫌いじゃないけど、やっぱ過去がちょっと暗くて重たすぎたかな?
教えれば何でも吸収してすぐに覚えていく優秀さはあるけど、人の気持ちは解らず、コミュ症で感情の薄いヴァイオレッド。
とてもじゃないけど、こんな子が人の手紙を代筆するなんて、ちょっと無理ゲーだと思ったよ。
当然最初は駄目駄目だったけど、あとる敵対する国同士の王女と王子の仲を取り持つため、王女の代筆をこなしたことがきっかけで優秀な自動手記人形として売れたけど、あれだけで以後失敗もなく代筆していけたとはちょっと信じられなくて現実味がなかったかな。
「愛」を知らず、「愛している」と言われた少佐を想い、「愛」を知るため様々な人たちと仕事を通じ触れ合って成長していく様は、所々で泣かされました。
特に、幼い娘の為、母親が娘の誕生日に贈る手紙を何十年分も残した話は耐えられなかったです。
嫌な見方をすると、お涙ちょうだい話にも感じちゃうかもだけど、そこは純粋な心で観て作品を楽しみたいものですね。
最後も綺麗な終わり方で〆てたので、良い物語だと思いました。
ただ、終わった後にヴァイオレッド・エヴァーガーデン 新作決定の告知には
え?!マジで!?
綺麗に終わったのに続きやるの?
蛇足じゃね?
って思ったよ。
まぁ、続きなのか劇場版でTV版でやれなかったエピソード話なの知らんけどね。
まとめ
暗くて重い過去の設定はあるけど、作画を含め、話も泣ける感じの内容になってるので、なかなかの良作でした。
世界名作劇場の一つでもおかしくないですね。