ローズ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
光のたまがゆらゆらしている写真が存在したら本当は怖い、なので……
写真が好きな沢渡楓(さわたり ふう)、楓と幼馴染みで匂いフェチな塙かおる(はなわ かおる)、お菓子作りが得意な岡崎のりえ(おかざき のりえ)、口笛で会話に参加する桜田麻音(さくらだ まおん)の仲良し女子高生4人組が中心となって話が進んでいく作品。
元々、楓 と かおる は友達でしたが、のりえ と 麻音 と仲良くなるキッカケが描かれています。
緊張してしまう 楓 や口笛が中心の 麻音 にとって、写真を媒介とした友人関係の形成は、楓の個性がでているように思います。
積極的な かおる と のりえ の存在も忘れてはいけませんが^^
テレビ放送版もありますが、本作品(OVA)では写真を通じた親子の愛情や絆がメインテーマな気がします。
楓の父親が使っていたカメラを使う事によって、時間差はありますが、楓と父親が同一目線になる事ができます。
カメラのファインダーを覗く行為自体が、楓と父親の無言の会話であるような気がします。
楓の弟の沢渡香(さわたり こう)が描いた絵と同じ風景を探しますが、見る視点がポイントになっています。
同じ風景でも どのようにして見ていたのかが重要です。
どのような風景が見つかったかどうかは本作品の中で確認して下さい。
テレビ版で登場する他の人物の紹介もしてあるので、『たまゆら』シリーズを完走しようと考えている人には要チェックですね。
映像特典のキャラコメンタリーによって、作品が2倍楽しめます。
イベントの映像は声優さんのファン向けかな。
本編を観る事が大前提だと思いますが^^;