STONE さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
どっちつかず感が
原作は未読。
アニメ・漫画など将棋を扱った作品は幾つかあるが女性、それも小学生が将棋を指すという話は
珍しく、そういう意味では面白いモチーフだなと思った。
ただ、仕上がりに関しては正直なところ、ウーンといった印象。
原作未読でも相当飛ばしているなというのが判るし、将棋モノとしても、ロリコメディとしても
中途半端な印象。
加えて将棋モノとしても九頭竜 八一を主軸とした男性のものと、雛鶴 あいを主軸とした女性の
ものがあり、尺の都合か片方に力を入れるともう片方がおざなりになってしまう感が。それぞれが
互いに影響を与えているので、両方描きたいこと自体は理解できるんだけど。
あくまで私感だが、全部ちゃんとやるなら時系列的にはもっと手前に。逆に1クールで竜王戦まで
やるなら、どれかにエピソードを集中させた方が良かったんじゃないかという気がする。
絵的には印象深いキャラが結構いたが、これも心情描写などを飛ばされたことが多く、更に
キャラ数が多かったこともあって、個々の印象は薄いみたいな感じで終わってしまった感が。
そう言えば八一のライバルである神鍋 歩夢は岡本 信彦氏が演じているが、同じ将棋モノの
「3月のライオン」でやはり主人公のライバルの二海堂 晴信も演じており、これは偶然なのか?
どちらも熱いタイプだし。
2020/04/13