ぺー さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
人口の3%が殺し屋稼業を生業とする街・博多(笑)
2018.04.01記
原作未読。
なんせ人口3%が殺し屋ですよ、というわけです。そりゃわくわくします。
その殺し屋たちがラーメンズ?なんじゃこりゃぁ!と導入は惹き込まれる設定で好感だったのですが・・・
テンポも悪くないので視聴していてストレスは感じませんでした。
これでもかの豪華男性声優陣を楽しむのも一興です。
そしてOP/EDともにかっこいいです。特にEDのファンクインストゥルメンタルは渋くて良い。
さっそくファンクな曲に探偵もので主役が一見ダメ男って、探偵物語の松田勇作や濱マイクの永瀬正敏あたりを冒頭期待しました。
そんなダメ主人公でも、ふとしたところでのカッコよさだったり、貧乏くじ引いてもそれも人生さと達観している姿にシビれようと構えたのですが、本作ではそれは叶わぬ夢でした。
作品が違うので期待するほうがおかしいと言われればそれまでですが、馬場はダメ男になりきれておらず単なる飄々としたイケメンに過ぎなかったし、{netabare}実は最強にわか侍だし、{/netabare}終始かっこよい探偵さんでした。
全体通してよく人が死にます。いや殺されます。ただ冒頭触れたテンポの良さとそれを引きずらない展開であまり重くはなりません。
{netabare}林ちゃんの妹さんが殺されたのも、復讐が達成された後は物語の進行上、彼方へと去っていきました。
もっと引きずり、、いや、引っ張りなさいよ 〈`ヘ´>{/netabare}
馬場をとりまく面々も、各々の役割と表立った部分のキャラ棲み分けだけされていた感じで、内面を掘り下げる描写は皆無でした。名前が覚えられません。
評価するなら、男前ボイスの声優陣と曲のカッコよさの部分だけ加点とします。
毒にも薬にもならない感じというか、
代官山のカフェで時間つぶしている感じというか、
観葉植物やアロマ付きの時間貸しワーキングスペースでノートPC広げて仕事してます俺氏的な感じというか、※ちょっと脱線してきたぞ
なんとなくスタイリッシュな雰囲気を楽しむくらいで観るにはちょうどいいといったところでしょう。
時おり挟まれる草野球のシーンは嫌いじゃないです。
殺伐としがちな本作の中では、ちょうどよい和みの時間でした。
{netabare}野球のブロックサインをしっかり覚えておいたことで生き残ることができたシーンがたしか2回ほどありましたが、現役のプレイヤーとしてはそこが個人的ツボでした。あぁ、真剣にサイン覚えよう、と。{/netabare}
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2018.09.16追記
《配点を修正》
かっこいいのをかっこいいままで売り出したいなら、キャラデザイン含めてもう少し作画を頑張ってたら良かったんじゃないかと思う。
せっかく、曲や声優いいのを揃えたのにもったいないのよね。