Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
照れたら負け。
この作品の原作は未読です。
タイトルから作風はなんとなく想像していましたが、梶さんとりえりーが主人公とヒロインを演じられると知り視聴を決めた作品です。
1話目で感じたのは、梶さんとりえりーの演技が抜群で主人公である西片くんと高木さん役が見事なまでにハマっているということ…
そしてりえりーボイスが堪らなく心地よい、という事です。
耳が喜んでいる…耳が幸せ…こういう気持ちってどう表現して良いのか分かりません。
一つ分かっているのは、りえりーボイスには久々に色々持っていかれた、ということです。
西片くんと高木さんは同じ中学に通うクラスメイトで席は隣通し…
高木さんは西片くんをからかうのが大好き…
そして西片くんは、何とか高木さんをぎゃふんと言わせるべくあれこれ画策するのですが、あと一歩が届かず逆に仕返しを受けてしまう…
悔しがる西片くんと、満面の笑みの高木さん…
物語の中でこの構図を何度見たことか…
「今日こそは高木さんに…」が最早口癖化していた西片くん…
でも高木さんが頭一つ飛び抜けていましたね。
だからこれはお決まりのパターン…
私たちはお決まりのパターンを延々と繰り返し見ていたことになるんですが、ちっとも飽きる事はありませんでした。
むしろ、週初めの月曜日…これを見なきゃ1週間が始まらない…と思えるほど、私の中で高評価でした。
それは予め混ぜ込まれていた視聴者を飽きさせないためのカラクリに魅せられてしまったから…
西片くんと高木さんのからかい合いは、いわば直球同士の投げ合い…
どちらも真剣そのものです。
ですが、その真剣勝負のところどころに思わずドキッとする変化球が混じっているんです。
その変化球は何の前触れもなく突然投げ込まれ、手元でのキュッと変化する球筋に気を取られて全く手が出ない…大体こんな感じです。
そしてその変化球に魅せられるのは私たち視聴者だけではない、というところもこの作品の面白さに拍車をかけていたと思います。
そしてもう一つのカラクリ…それは1~2話のペースでコロコロ変わっていくエンディングです。
いきものがかり、JUDY AND MARY、MONGOL800、GReeeeN、Every Little Thingなど、若かりし頃によく聞いたアーティストの歌…これを全部りえりーがカバーしているんです。
私がアニソンをチェックしているサイトでは、複数のエンディングテーマがあり、それをりえりーが歌う…というところまでは分かるのですが、どんな曲かまでは殆ど分からないので、りえりーが何を歌ってくれるのか…これも私の中で相当楽しみにしていた一つです。
公式HPの「商品情報」からEDテーマをクリックしてダウンロード配信からゲットできます。
私は円盤はかさばるのでアニソンは専らデジタルコンテンツ派です。
もちろん、速攻でゲットしましたよ~^^
因みにカラオケDAMには全曲配信されているみたいです。
書き遅れましたが、オープニングテーマだってエンディングに引けを取りません。
大原ゆい子さんの「言わないけどね。」
この歌も可愛らしい歌詞が堪らない1曲です。
1クール12話の物語でした。
これは続編制作の強い要望が出る作品だと思います。
私もしっかり堪能させて貰いました。
物語にも…そしてりえりーボイスにも…。
続編が出るなら絶対視聴したいと思います。