lumy さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
オリジナル1クールもの堂々の(個人的)第1位。
原作なしのオリジナルものです。
そういえば、純粋なオリジナルものを観たのは
結構久しぶりな気がします。
タイトルの意味は、オリジナル1クールものとして、
私個人のランキングの1位に輝いたということです。
(ちなみに、同じ点数に「放課後のプレアデス」
というマニアックな作品がありますが、こちらは
万人受けしませんw また、2クールのオリジナル作品の
1位はSHIROBAKOです。)
オリジナルの良さである、誰も物語の展開・結末を知らない
というメリットを存分に発揮している印象を受けました。
「南極」というテーマ自体は、あくまでも4人の女子高生たち
のドラマを描くためのツールに過ぎませんが、
その演出が絶妙であり、いしづか監督らしい
1クールにおける物語の流れが分断されることなく、
結末への着地点がしっかりと見据えられた作品でした。
(もちろん、南極の描写も素人目にはタメになりました。
観測隊のお仕事内容はあまり詳細には描かれませんでしたが、
それはNHKのドキュメンタリーを見てねという感じでしょうか)
難しい役でしたが、シラセ役の花澤さんは名演技です。
ファンの方、必見です(言われなくても観てますか)。
※以下余談
本作の物語の評価が☆4.5なのですが、これをキャラに
割り振るかどうか悩みました。
本作の見所は、4人の名台詞にもあると思うのですが、
果たしてこれは、脚本家が「物語」として書いたもの
なのか、それともキャラ設定から生み出された「台詞」
なのかが判断しかねたからです。
今回は、おそらく監督か脚本の花田氏のセンスによる
ところが大きいと判断し、物語に割り振りましたが、
「物語」と「キャラ」の境界線はハッキリしないですね。