シン さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
秒速0.00000000198センチメートルの奇跡
電波女と青春男…宇宙女と現実主義者と言った所でした。
個性豊かなヒロイン群×シュールな主人公の突っ込みが気に入った人は楽しかったんではないでしょうか?主人公の呆れっぷりに近い感情を持ち合わせて視聴して欲しいです。間違っても「このリア充め!」となって視聴しては駄目です。
内容は電波女エリオの社会復帰と青春男の軽い色恋話。
序盤はエリオの電波っぷりに物語成立しないだろ…って思ってましたのでりゅうしさんとの問答を眺めていたら少しずつエリオが感情豊かになって終盤はエリオの虜でしたね(汗)前川さんのコスプレは自分としてはかなりはずれだったので最後の一輝きは綺麗でしたが残念でした、メメさんのテンションにもついて行けず…まぁ個性豊かでした。
本題の方なんですが題名に書いたのが本題のキーになるんでしょうね。個性豊かなキャラに隠れがちですが最終編くらいからしきりに訴えてくる本題は嫌いではなかったです。ストーリーが電波なので汲み取りにくい+シャフトの斜め目線に湾曲されて探しにくい主題でしたが終わってみれば何だ青春男は泥臭いのか…ってなりました(笑)
勝手に解釈
最終回の野球のシーンが不服と言う方も多いと思いますので勝手に解釈しました。その前のりゅうしさんのバスケや前川さんのもう少し頑張ってみるよ。の発言、主人公の湾曲した性格の理由を考慮すると。(勿論ペットボトルロケットの下りもそうです)
「出来なくても頑張れそれが超能力!」意思論のお話なんです。多分登場人物のDNA鑑定をしたってそりゃ人間(ヒトゲノム)ですよ、しかし彼女らには何かを成す意思が備わっています。自分のタイトルのように意思だけでは普通なんともなりません遺伝子の限界や環境の限界によって大体は青春男のようには行きません、しかし作品からそこから踏み出すことで運命が変わるかも知れないと言うお話でしたね。宇宙人は何のためにいるの?彼女らは丹羽誠には理解の出来ないまるで宇宙人のような行動をしますがそれはとても意味ある事だったのです。