こたろう さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
いい映画だった…
長命な種族のイオルフ
人里離れた所で平和に静かに暮らしていたがある日そのイオルフの里が襲われた。
そこからなんとか逃げ出した少女マキアは彷徨う森の中で赤ん坊と出会う。
この赤ん坊は親が賊に襲われ、独り泣いていた。
マキアはこの赤ん坊を拾い上げ育てる決心をする。
初めは独りぼっち同士の同情からかも知れないが次第に母としての自覚と決意が強まるマキア
赤ん坊はエリアルと名付けられ成長していく。
だが母マキアは長寿の一族であるため姿は10代半ばのまま。
成長し年頃になったエリアルはマキアを母と呼べなくなる。
また一方でイオルフの里から連れ去られたレイリアはその長寿の血族を目的に王族の子を宿され、産むがその娘とは隔離され会うことも出来ない。
育ての親のマキアと産みの親のレイリア
子を持つ親なら是非観ていただきたい作品です。
私は嫁に黙って独りで観に行って号泣して帰って来ましたww
今度は嫁と一緒に行きたいですね!
この作品は他とは違うのは寿命の違うが故の時間軸の違いですね。そしてその関係が親子であること。
時間軸というと語弊かもしれませんが…
同じ時を過ごしているわけですからね。
ただエリアルが赤ん坊から成長し大人になって、子を持ち、生涯を終える
母マキアは自分の子供の最期を変わらぬ少女の姿のまま看取る
マキアとエリアルの別れは悲しみだけではない。
…もうね、こんなん絶対泣きます。
映画館でソロで号泣でした。周りはカップル多数。完全アウェーでも涙がとまりませんでした。
完全に不審者です。はい。
素晴らしいのですが欲を言えば壮大なストーリーなんでかなり早足ですのでそこだけが残念。
あと1時間追加してもっと深く描いて欲しい!!
マキア役の石見舞菜香さんはゲーマーズの星乃守千秋役でお気に入りでしたが、見事なハマり役だと思います。
ちょっと幼くて弱々しくて頑張り屋で芯は強い-そんなマキアのイメージに、ピッタリでした。