ねごしエイタ さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
言葉は分かりあうためでなくて、話し合うためにあるんだ!って
劇場でも先行上映されたOADを見たときから、期待してた通りのアニメだったです。これも凄くいいです。OPの歌はマクロスΔ、マクロスFな感じで、後半EDの歌はアクエリオンな感じがいいです。もちろん、前半EDの歌もどこか美しい感じで良かったです。
一人ぼっちの少女、チセが自分を身売り(シャボンディ諸島だけでないのか?)して、異形の魔法使いエリアスに買われて、魔法使いの弟子になると同時に、タイトルの通り「魔法使いの嫁」になる予定となるけど、チセ自身の成長を描いていたアニメだったです。
OADより前のお話と、その後のお話で、内容が濃かったです。チセとエリアスの出会いに始まって、共に過ごした時間、様々な人、ルツを初め様々な生き物との出会い触れ合いが、希望を失っていたチセに大きな希望、感情、生きる気力を与えたと思うです。世界の広さをチセが、見ていったというのでしょうです。
それだけでなく、チセの運命も明らかになり、それでも前に進もうとする姿勢、他人のことも見過ごせない姿は、良かったです。あらゆる形で、自分の命が更に危険にさらされたとしても、色んな人にも助けられ、カルタフィルスなどと正面から向き合った態度が良かったです。
OADに描かれなかった違う過去、チセの家族を見れたことは、よりチセを知ることができ良かったです。
エリアスの過去についても明らかになったことは、興味を注いだです。エリアスは人間でないけど、チセとの過ごした時間は、エリアスに感情を与えていたと思ったです。ルツもシルキーも。
自分のためでなく、常に誰かのために尽くすチセは、なかなかできるものでないです。
いろんなことがあったけど、穏やかながらも、優しい表情のチセ「これでいいのだ!」です。
ホント最終回エンドロール前後、かなり良かったです。