たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
岡田麿里脚本の特徴を丹念に再現
岡田麿里の作品をいろいろ観てきて思うことは、ロマン主義からなる「捨てキャラ」が存在せず、全てのキャラクターが話の軸に絡んでくることだ。ひいては主人公が一応は存在するものの、ほぼ群像劇としての役割なので非常に個性が薄く、少年誌のメゾットでいうキャラ付けはされていない。内容もやはり少女漫画史におけるSFやファンタジーから拝借しているところも健在だ。
あと、制作のPAワークスは恐らく京都アニメーションの次か、それ以上のクオリティの背景美術描写が驚異的であり、昨今のアニメは恐らくこういったところを真似て制作されているに違いない。
背景美術でこれほどの世界感を出せるのはアニメ業界でも京都アニメーションかPAワークスくらいだろう。