oneandonly さんの感想・評価

3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

ＥＤに癒される、新たな趣味世界を知れる作品

世界観：６
ストーリー：６
リアリティ：６
キャラクター：６
情感：６
合計：３０

志摩リンは「一人キャンプ＝ソロキャン」が趣味の女子高生。11月の寒空にもかかわらず、自転車を走らせて今日は本栖湖でソロキャン。冬のキャンプ場はリンの貸し切り状態だけど、なぜか外のベンチでずっと眠りこけている女の子が……。その子の名前は各務原なでしこ。山梨に引っ越したばかりで、“千円札の絵にもなっている富士山”を見に来たらしい。ひょんな出会いをきっかけに、二人は夜の本栖湖で一緒に過ごすことになり……。
（公式サイトより）

あにこれトップページの今シーズンの評価上位作品として掲載されていたので視聴してみたのが経緯です。

野外キャンプ、それも秋から冬にかけて行うのが、大自然を独り占めにできてオツだよ、っていう感じで、様々なキャンプ場を訪問していくストーリーです。アウトドアでの食事にもこだわりを感じられて、食べてみたいと思うことも多々。テントをはじめとしたキャンプ用品や施設の説明、おそらくキャンパーにはあるある的（なんだろうなと思われる）話も。新たな趣味世界を垣間見れるのはいいですね。星空や、日の出・日の入りの幻想的な富士山などの景色は実際に見てみたいです。

リアル重視の舞台設定に、なでしこや千明といった不思議ちゃんキャラがアニメを主張していて、おそらくどちらが好きな人にも受け入れられると思います。（一方で、アクのなさゆえに、この作品が一番好きという人は少ないかも）

全体としては、ＥＤ「ふゆびより」を絶賛したいです。ヒーラーソングライターの佐々木恵梨さん（昨年の個人的アニソンベスト１位となったプラスティック・メモリーズのOP「Ring of Fortune」の歌手）の作詞作曲＆歌という楽曲で、個人的に好きな声というのもあるのでしょうが、優しい高音に癒されます。

しかし、個人的に寒さは苦手なので、冬場のキャンプを想像して、惹かれるほどではなかったかな。景色を見て旅館へ移動、温泉を満喫したいです（笑）。夏場なら良いのかと考えてみると、それはそれで虫が多くてダメかもしれません（インドア派はしょうがない）。アニメファンはインドア派が大宗だと思うので、客層を誤っているような気も。円盤売れるんでしょうか。

ところで、私は2014の冬以降（2018年春現在）、アニメを150作品くらい視聴して、独自の評価基準（世界観、ストーリー、リアリティ、キャラクター、情感の５つ）による評価を書き残してきましたが、全て６点となったのは初となります。そして、現在の平均点が3.7～3.8なので、（良作と言われている作品を中心に視聴した中で）ほぼ平均点でもあるという結果です。

（詳細な判定）
{netabare}世界観は現実を土台としていて、作画が満点ではないので６点。ストーリーはあってないようなものですが、視聴が停滞することなく最後まで楽しめたので６点（最終話の出来で７点にしようかとは迷ったが）。リアリティは先ほど書いたとおり、両面が競合した結果６点。キャラクターはリアリティ重視の舞台設定で、一定程度は人間を描けていたので６点。情感は終始ほっこりの６点固定となります。個人的にマイナスの感情を受ける５点以下が全くないということでは評価できると思っています。{/netabare}

（参考評価推移：3話3.8→9～12話3.7）
（2018.1～3視聴）