ホムンクルス さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:今観てる
革新的
タイトルの通りなのですが、どういうことなのか。
この作品は作品名の通り
ヒロインの高木さんが様々な手で主人公の西方をからかい、からかわれてばかりの西方が高木さんをからかってやろうとしますが、逆に高木さんにからかわれる。
と言うある程度似たアルゴリズムの話がショートストーリーで1本完結するわかりやすいところで言えばサザエさんの3本立てみたいな感じです。
では、どういうところが革新的かというと話の多くが「西方が高木さんをからかおうとするか逆にからかわれてしまう。」という一見ギャグ要素があるのですが、よくあるショートストーリーのギャグアニメで例を挙げると日常、男子高校の日常と言ったようなギャグメインで笑わせる話というわけでもなく
よくあるラブコメ作品のよに例えば、ゼロ魔のように主人公の才人が他の女の子に惹かれてヒロインのルイズにぶっ飛ばされたり
天然系ヒロインに振り回されるドタバタ感みたいな現実からかけ離れてるわけでなく非常に落ち着いた話で
「からかう」と言う笑いを誘う高木さんと西方のやりとりの中に高木さんの西方に対する思いが見え隠れする
ギャグアニメや今までのラブコメにはっきりとカテゴライズしにくい今までにない作品です。
また、ちょっといたづら好きというどこにでもありそうな親近感のあるキャラクターで
なおかつ、少女漫画の現実離れしたカッコイイ男の子のする( 少し古いですが )壁ドンに女性読者がドキっとするような感覚に近いものを男性視聴者が感じるすごい新鮮です。