でこぽん さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
家族愛をうたった物語
これは、家族愛についてうたった物語だと思います。
おかしなことを言ってすみません。でも、この物語を見ると癒されるのです。不思議と心が温かくなるのです。
物語は、孤独な少女智世(ちせ)が自暴自棄となり、自らオークションの商品となるところから始まります。
オークションで智世を買ったのは、世にもおぞましい姿をした魔法使いエリアスでした。
しかし、エリアスは、智世を家族だと言い、智世に優しくします。驚くほど献身的に知世を愛します。
エリアスの友人たちも、智世のことを大切にしてくれます。
智世は、エリアスに買われて、初めて(?)、優しさに触れるのです。
帰る場所のある家に住み、「おかえりなさい」と言ってくれる家族に出会うのです。
智世は、それだけで十分に幸せを感じました。
いつまでもここに住みたい。逆にエリアスに捨てないでほしいと感じるようになりました。
家族がいない人にとって、家族と一緒に暮らせることは、それだけで大変幸せなことだと、このアニメは言っている気がします。
だから、
今、親や兄弟について不満を言ってられる方は、自分がどれだけ幸せな環境にいるかを考えてみる良い機会かもしれません。