さかまがはら さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
生まれ変わるならさくら荘になりたい(?)
本当はさくら荘に住みたいところですが、さくら荘になって空太達の生活を見守るというのもなかなかいいですね。なんやこの変態。
このアニメかなり好きなんで☆5いかないまでも4.9とか4.8とかつけたいんですよ。でも、僕あにこれにスマホからログインしてるんですけど、0.5ずつしか☆つけれんのじゃ…。PCならいけるんだろうけど。もしやり方あるなら誰か教えてくだぱい。
問題児ばかりが集まるさくら荘から出たい空太と、住人たちの愉快な物語を描いたこの作品。愉快といったものの、確かに面白おかしいシーンもありますが、実は意外と重めの内容になっています。
まず1話のましろの登場シーンについて語らせてくれ。ベンチに座ってるましろを空太が見つけるあのシーン。即恋に落ちました。好きな女性キャラ沢山いますが、この速度で好きになったのはほとんど無いですね。まさに真白(ましろ)という言葉がぴったりな外見。でも実際は常識がほとんど備わってないポンコツ。パンツもはけない。だけどそのギャップがいい。ボソボソしゃべりながら空太を翻弄させまくるのもすき。とにかく好き。マジ好き(変t)。
しかしましろ、絵の才能は世界クラスときた。彼女をはじめ、様々な才能が集結しているのもさくら荘の特徴です。美咲先輩ならアニメーション、仁先輩なら脚本づくりと口説き(蛇足)、龍之介ならプログラミング。そして僕が一番褒めたい才能を持つ青山。その才能の名は「努力」です。臭いこと言ってるけどほんとに大事なことだと思うんです。青山さんマジリスペクトっす。この才能という要素がお話のキーになるんですね。
空太はましろの絵の才能で劣等感を感じたり、仁先輩は美咲先輩との才能の不釣り合いを理由に素直になれなかったり、青山のオーディションの結果であったり…。現実ってとても残酷ですね。でも向き合わなきゃいけないんです。目をそらしたところで背後からいきなり刺されたりするんです。結局回り回って、目を背けた問題はどこまでも自分のところに戻ってくるんです。受け止めなきゃいけないんです。ごめんなさい熱く語ってますが当然のことですね。これを痛感したのは恐らく仁先輩でしょうか。
そして卒業式のシーン。いやー泣きましたね。さすがにこみ上げるものがあります。美咲先輩や空太が叫ぶ一言一言に、いろんなシーンが思い出されますよね。しんどい、ほんとにしんどいことを乗り越えた彼らの言葉は胸に突き刺さりました。
良くは覚えてませんが、これがはじめてのラブコメだったかもしれません。なんかタイトルがペットな彼女っていう、初見の人からしたら変に勘違いしそうなアニメです。僕もその1人でした。でも見てビックリしました。めっちゃ面白いです。超個性的な面々のドタバタな日常は見てて楽しいですし、衝突やすれ違いのシーンはかなり考えさせられるものがあります。そしてドキドキもさせられるし、感動させられる。ラブコメとは言いつつも、いろんな要素があって、万人受けするタイプのアニメです。アニメ初心者の僕にはうってつけでした。