「灰と幻想のグリムガル(TVアニメ動画)」

総合得点
87.4
感想・評価
1961
棚に入れた
9446
ランキング
156
★★★★☆ 3.9 (1961)
物語
3.8
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

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lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あんまり記憶にない

 観たのはかなり前です。書いたのもかなり前です。下書きが見つかったので投稿してみました。今観たら多少は感想変わるだろうけど、全然感想を投稿していないので、投稿しました。

 まず、良かったところは全体的な雰囲気。優しい水彩画のような絵柄がとても良い。見ていて疲れない。
 そして、その絵柄と心地よい音楽が相まる、登場人物たちが自由に過ごすシーン。あのようにただ何事も無く、ゆっくり時間が過ぎていくシーンは視聴者があのファンタジーな世界に信憑性と現実味を持つようになります。
 ストーリー上、不必要なシーンは省いていくが、この作品はそういったなんでもないようなシーン、ドラマ要素を大切にしている。近年このように尺を贅沢に使うアニメがあるだろうか。是枝裕和監督みたいで良かった。

 続いて登場人物。ドラマ要素を大切に描いていると述べましたが、登場人物においても同様です。一人一人を大切に扱っています。
 個性的なキャラクターたちではあるが、共感できる部分があり皆好きなキャラクターが一人は見つかるのではと思います。中でもユメとランタがとても良かったです。
 演じている小松未可子と吉野裕之がキャラクターの魅力を存分に引き出してくれています。小松未可子の演技が決して上手いとは言えないんだけど、彼女なりのユメらしさがでてて良かったです。アクション、ファンタジー作品だと思われる今作ですが、ドラマ作品でもあります。

 悪いところも幾つかあります。まずは設定。グリムガルに来た際記憶を無くしてしまうのであれば、いわゆる"異世界転生"を利用する必要があったのでしょうか。少し疑問です。
 そして他の作品にもよく見られる設定がこの作品にもありました。ファンタジーというより"ゲーム"だなと思ってしまうところです。結構しっかりとファンタジーの世界を描いているのに、"スキル"といういかにもゲーム的な設定は不快でした。

 そして、ストーリー。ゴブリンとの闘いがやたら長い。ストーリーにあまり変化がないので見ていて飽きてしまう。もう少しテンポよく描けなかったのかなと思いました。他に現実から乖離したシーンがあり、それも気になりました。魔法なのかな?わかりませんが。

 作画について。アニメーション制作は「A-1 Pictures」。特に映像面で驚かされた、見入ってしまったような場面がなく。面白みに欠けました。この会社のアニメーションは無難なイメージが強いです。

 最後に主題歌。もっとこのグリムガルの時代に合わせた楽器を使用した曲の方が雰囲気が出たのではと思います。
 海外ドラマみたいにした方が雰囲気出るはずなのに、何故それをしないんだろう。「蟲師」ぐらいしかやってない。

 最終評価は 5 / 10点です。

投稿 : 2018/03/18
閲覧 : 272
サンキュー:

5

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