「宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画)」

総合得点
93.8
感想・評価
2800
棚に入れた
9748
ランキング
11
★★★★★ 4.2 (2800)
物語
4.3
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.2

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ネタバレ

Tom さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私個人としてはここ7年で最高の作品だった

【自分用】アニメをそれなりに見てきたけど、内容をすぐ忘れてしまう。 そして、人と語るに至らない事に気づいた最近。 人と語れるところまで持っていく為の、自分用に記録として、ダラダラと綴っております。 感想というよりは、見てる時に感じた独り言、戯言、駄文、箇条書き。 お目汚しすいません<(_ _)>

10話
{netabare}
連れてきてくれてありがとう
しがらみのない

本当に毎回泣かされてる
全てから離れたくなる最近の自分の心情に重なって最高に泣く
そこを友人が声を荒らげてくれる
他人事というか、物語のことなんだけど、凄く嬉しくて泣けた


共依存、過干渉、過保護 ボーダーのみなしごタイプみたいな
ダメなやつを作ることで自分を守るタイプの話
日焼けっ子の友人の 最後に絶交を言いに来るやつの

ああいう親に育てられて、ダメ人間として扱われ続けて苦しみ続けて
やっと決別できた最近があったので、最後の最後まで卑怯な言い回しの友人に対する日焼けっ子の対応が、違和感を感じつつ、だけど、やっぱり泣けに泣けた

なんでこんなに泣けるんだってくらい毎回泣く
心洗われるよう 気持ちいい

{/netabare}


11話
{netabare}
今の仲間が、昔の人間関係で苦しんだそれに対して、怒ってくれて。
自分の弱さや、ダメさが苦しくて。だけど、支えられて。
不器用で、堅物で、ちょっと斜めなしらせが、言ってくれる言葉が嬉しくて嬉しくて嬉しくて。

「ひなたは、もうとっくに前をむいて、もうとっくに歩き出しているから。私たちと一緒に踏み出しているから。」
「私はひなたと違って性格悪いからはっきり言う。あなたたちはそのままモヤモヤした気持ちを引きずって生きていきなよ。人を傷つけて苦しめたんだよ。そのくらい抱えて生きていきなよ。それが人を傷つけた代償だよ。私の友達を傷つけた代償だよ。」そう語りながら泣くしらせ。それを聴きながら、泣くひなた。「今更なによ。ざけんなよ。」

{/netabare}

12話
{netabare}

一万円を並べるシーン。

「こうして、最後の旅が始まった。日本から一万四千キロ。宇宙(そら)よりも遠い、彼方に思えたその場所へ。」

サンピラー。太陽柱。

母の幻影。

「deerお母さん。友達が出来ました。ずっと1人でいいって思ってた私に、友達ができました。ちょっぴり変で、ちょっぴり面倒で、ちょっぴりダメな人たちだけど、一緒に南極まで旅してくれっる友達が。喧嘩したり、泣いたり、困ったりして・・・。それでも、お母さんのいたこの場所に、こんな遠くまで、一緒に旅してくれました。私は、みんなが一緒だったから、ここまで来れました。お母さん、そこから何が見えますか?お母さんが見たのと同じ景色が、私にも見えますか。もうすぐ着きます。お母さんがいる、その場所に。」

突然探し出す三人。見つかるノート。しらせ1人で。部屋の外で三人寄り添って。
電源を入れる。パスワードを探す。1101。
「メールの受信中」画面。
「deerお母さん」しらせの名前。
積み重なっていく未読の数々。
届いた瞬間。
「ああっ。。。!!」泣き出すしらせ
「お母さん!!お母さん!!!」
ドアの外で泣く三人。


{/netabare}

13話
{netabare}

唯一持ち帰れるもの。氷。
ぷちぷち。

「やっぱり親子ねー。笑ったところがそっくり」
最終日に。

「ここは全てがむき出しの場所です。時間も、生き物も、心も。守ってくれるもの、隠れる場所がない地です。私たちはその中で、恥ずかしいことも、隠したいことも、全部さらけ出して、泣きながら、裸で真っ直ぐに自分自身に向かいました。一緒に、一つ一つ乗り越えてきました。そして、わかった気がしました。母がここを愛したのは、この景色と、この空と、この風と、同じくらいに、仲間と一緒に乗り越えられる、その時間を愛したんだと。何にも邪魔されず、仲間だけで乗り越えて行くしかない、この空間が大好きだったんだと。私はここが大好きです。越冬頑張ってください。必ず、また来ます。ここに。」
しらせのスピーチ泣ける・・・。


隊長が気づく送信トレー。


「オーロラだ・・・。」
そして届くメール。
「ふふっ。知ってる」



「この四人で。」


「旅に出て 初めて知ることがある
 この景色が かけがえのないものだということ
 自分が見ていなくても 人も世界も変わっていくこと
 何もない一日なんて 存在しないのだということ
 自分の家に 匂いがあること
 それを知るためにも 足を動かそう
 知らない景色がみえるまで 足を動かし続けよう
 どこまで行っても 世界は 広くて 新しい何かは必ず見つかるから
 ちょっぴり怖いけど きっと出来る
 だって・・・!」
 


「残念だったな」
「私は今、北極だ」





最後の最後に泣かされた・・・。
共依存のマウント取りだった子が、旅に出てた。真逆ってのがまた。
最後の最後にこれですよ・・・
やっぱりなんだかんだいっても、どんなにいい作品でも、終わらせ方って本当に大事だなって、心底思った。
すごく幸せな涙をたくさん流せた作品でした。ありがとう。


{/netabare}

投稿 : 2018/09/17
閲覧 : 233
サンキュー:

20

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