ひいらぎ さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ハクメイとミコチの面白い所
この作品の原作漫画の再現度は、演出には少し不満があるのですが、アニメ化以前からのファンとしては作画と脚本には5をつけます。
ハクメイ:土木・建築から包丁研ぎまでこなす職人
ミコチ :料理と裁縫が得意
日本で言えば明治文明開化のあたりの時代設定で、ヒューマノイドタイプ
以外で共通言語を話すのは、昆虫と哺乳類の小動物です。鳥類との会話は
出来ないようです。大型の動物としては「オオカミ」が1頭出てきますが
戦いません。長老です。魚類は食べ物として扱われています。
ストーリーとしては、ハクメイとミコチの設定や、他の登場人物の職業に
まつわるものになっており、生活感がする日常系アニメで、新鮮な感覚で
視聴出来ます。例を挙げると、大工、科学者(とんでも科学ですが)
美容師、吟遊詩人、喫茶店のマスター、集合住宅の管理人、写真家
色々な屋台の店主、古着屋かな。
私は日曜大工が趣味なので、作中の大工の棟梁の語りが気に入っています。
ヒューマノイドタイプはちみキャラの等身となっていますが、これには
理由があります。例えば、普通に描かれた馬にちみキャラが乗った画は
想像しただけでも間抜けですよね。この作品では昆虫や小動物と共存して
いて、背中に乗ったりするので普通の等身ではなくちみキャラでないと
バランス的におかしいのです。まあ、かわいいですしね。
ハクメイとミコチはお酒が好きで、お酒にまつわる話もあります。
おかしな光やピー音はないので放送規制が緩くなったのかもしれません。
お酒をたしなむ方は、飲みながら観て下さい。つまらなかったら寝ちゃう
でしょうが、それはないと思います。
ハクメイに関してはちょっとしたサプライズがあります。
何話かは言いませんので、ぜひ最後まで視聴して下さい。