退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
アンリマユの存在しない世界線
物語は期待し過ぎたら負け。とは思っていたのだが、あまりにも期待していなかったためそこそこ楽しめた作品。アストルフォ可愛いしね。
作画は2だけどufotableと比べるのが酷な気もするので2,5。
声優は違い分からないので3,0。
音楽は作画と同じで、同系列作品の音楽を梶浦さんが作っているのでもうどうやっても見劣りしてしまう、3,0。
キャラは凡。
【後で自分で見返す用、大いにネタバレあり】
物語の大枠は第三次聖杯戦争でアンリマユが召喚される代わりにルーラーが召喚された世界線で話が進んでいく。
第二次聖杯戦争の生き残りであるコトミネシロウが人類の魂を物質化して統合し、集合的意識に帰属させることでの人類の恒久的な救済をしようとしているエヴァンゲリオン的な話を軸にしていく。サーヴァントが赤と黒の陣営に分かれて計14体召喚され、セラスミスの空中庭園バビロンとユグドミレニアの城を主な舞台に戦闘が繰り広げられていく。最終的にはコトミネシロウの思惑を阻止するために各サーヴァントがそれぞれの願望に基づき陣営を再構築、最終戦争に突入する。 結局は終盤でサーヴァントが脱落ラッシュが始まり聖杯に6体分以上の英霊がストックされたので聖杯を起動されてしまうのだが、ジークフリートと同化したジークが聖獣ドラゴンになり世界の裏側(地球の上に世界の裏側があり、その上の表面のような物に人間が近くしている世界が展開されているという設定)に聖杯ごと移転することにより、人間の存在しない世界の裏側では救済する対象を失った聖杯が結局は効果を失うこととなる、という顛末。
あくまでスピンオフなので期待はしていなかったが、聖杯内にアンリマユが存在しないので、聖杯戦争最終局面でジークとアストルフォが聖杯内部に入ったり、ユスティーツァと会話をしていたりするのはおそらくシリーズ上で今まで描写され得なかった場面なので見る価値があったかな。