TimuTimu さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
るらら ほにほに いつもかみあわない
数年前に原作を読み、先日wowowで映画が放映していたので、視聴しました。主に原作との比較の感想になると思います。
【感想】
一言で言うと片道きゃっちぼーるのような作品でした(知らない人は調べてください)。
「伝える」ってとても難しいですよね。大人になっても全然解決できないんだから子供がどうこうするのはもっと難しいことです。でも、解決策はこの作品のように一時は失敗しても良いからがむしゃらに少しでも歩み続けることが学生時代に気付けるかどうか、そして行動できるかどうかにかかるでしょう。そうでないと中身のない大人になりかねないでしょう。そう、だから片道きゃっちぼーるのように・・・(布教)。
【良かった点】
・ギャグでは断然映画の方が面白い。漫画では表現しづらかった描写が映像化されることにより原作よりも分かりやすかったな。
・慎重なストーリー構成と演出。この作品は映画にして”ある意味”取捨選択しやすい部類だろう。なんせこの作品の本質的なところは明確だからね。だから、初見の人は結構本来原作にあったはずのキャラ設定を気にせず視聴できると思う。原作から入った人は少し物足りなかったんじゃないかな。でもあの内容を2時間で納めるのは絶対無理だからよくまとまってると思った。
・石田君の魅せ方は映画版の方が好き。原作は結構人間らしさあるけど、石田の内情が結構多いから「こいつやかましいな」ってなる。個人的に映画のような寡黙でちょっと優しい系に見せるのが好き。
【悪かった点】
・佐原と先生の改変と島田にももうひと捻りのストーリーを望む。特に佐原が変わる一世一代の場面が無いのは解せぬ。まあ時間無いし内容も変わってるから仕方がないか。
・ファンサービスかもしれないが原作で再現できなかった物語をスカートのチラ見せをするかのような映し方はやめてほしい。特に
・最後の30分はずっと緊張させられっぱなしで見てて疲れる。漫画だと自分のペースで見れるが映画は向こうのペースに合わせないといけない。ただでさえ終盤は見てて疲れるのに映画であれやると喉はカラカラで脳みそはショート寸前で廃人のようになるところだったよ。
映画も面白いけど漫画も面白いのでぜひ見てください