ワドルディ隊員 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 1.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ピクサーのロゴに対する疑問はこれを見ればわかる
この作品は、ピクサーを代表するジョン・ラセター
が初めて監督を務めた短編アニメである。
実は1986年のアカデミー短編アニメ賞にノミネートされており、
2014年アメリカ国立フィルム登録簿に登録された作品でもある。
ピクサーを代表するアニメの一つとしてあげられることも多い。
あらすじを一行で言い表すと、電気スタンド、ルクソーと
その子どもルクソーJr.が仲良くボール遊びをする
ただそれだけのアニメだ。
流石に、ここ最近のピクサー短編アニメと比較すると
劣る部分は多いのだが、当時の頃を踏まえれば非常に
クオリティの高い作品だったように感じた。
一番注目すべき部分は、なんといってもキャラクターの動かし方だ。
電気スタンドの特徴を踏まえつつも、大きく飛び跳ねる、
首をかしげるといった動作は目を見張るものがある。
ピクサー社においてもとても思い入れのある作品だったのだろう。
必ずと言ってもいいほど、ピクサーのオープニングロゴには
ルクソーJr.が登場しているのだ。ピクサーに精通している方なら
当たり前だろといわれてもおかしくないが、大事なことなので
あえて記載することにした。
2分以内で終わり、尚且つ面白いわけではないため
気軽にはおすすめしにくいが、ピクサーの歴史を語る上では
重要な作品であると感じた。
暇な時に見てみるかくらいの心構えで視聴するのがいいだろう。
少なくとも、ここ最近のピクサー短編アニメと比較するのは
やめておいた方が良い。これが作られた時は、技術も予算も
まだまだ足りないのだ。負けるのは当たり前だ。