ようす さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
己の強さを証明するため。守りたいから。格闘技が好きだから。私たちは戦うの。
「魔法少女リリカルなのは」シリーズの4期にあたります。
これまで、
無印(1期) → A's(2期) → StrikerS(3期)
と順番に見てきました。
キャラの相関性はありますが、
ストーリーは別物なので、vividからの視聴でも問題ありません。
が、私なら4期よりも
1期や2期を観ることをおすすめします。笑
ちなみに、これまでのなのはシリーズでは、
(一応)なのはが主人公でしたが、
今回から完全に主人公交代です。
なのはの養女・ヴィヴィオが主人公です。
なのはにロリが帰ってきたよ!笑
全12話です。
● ストーリー
高町ヴィヴィオ、小学4年生。
魔法学院に通いながら、格闘技の練習に一生懸命な毎日。
道端で腕利きの格闘家に試合を申し込んでくる武闘家の噂が持ち上がる。
実際に試合を申し込まれたノーヴェ(ヴィヴィオたちのコーチ)は、
武闘家を追い込み、力になりたいと申し出る。
武闘家である彼女の名は、アインハルト・ストラトス。
己の強さを証明するために戦っていた。
タイトルに「魔法少女」という名がついている通り、
今までは魔法メインだった作品。
そこに“格闘技”という要素が加わりました。
というか、序盤は格闘技メインで、
「魔法少女どこいったww」状態でしたw
さらに、これまでのなのはシリーズでは、
なのはvs敵な構図がはっきりしていましたが、
今回は敵というものが存在しません。
平和な世界で、
純粋に格闘技を楽しんでいます。
ヴィヴィオとアインハルトの関係のような、
ライバルや仲間と呼ぶのがふさわしいキャラばかりです。
これまでのなのはシリーズとは変わって、
終始平和で明るい雰囲気。
続編というより、
スピンオフと呼ぶのがふさわしいのではないかな、と思いました。
私が一番楽しめたのは、
大人チームも子どもチームも入り混じった合宿編(4~7話)。
特に6話~の模擬戦は、
全員の魔法格闘戦が同時に楽しめて、一番盛り上がりました♪
8話以降はヴィヴィオの活躍がガクッと減り。
いよいよ次がヴィヴィオの見せ場か…
というところで終わってしまいました。
次作「ViVid Strike!」に続くのかな?と
思ったらそういうわけでもなさそうで、
とても中途半端な最終回でした^^;
≪ 登場する、様々な魔法 ≫
3期分の積み重ねでキャラが豊富になり、
魔法の種類も豊富。
12話視聴を終えた今でも、
全然名前がわかっていませんw
キャラによって魔法にも個性があるのは確かで、
いろんな戦い方を楽しむことができました^^
≪ お色気も ≫
魔法少女ものには付き物?な
変身シーンもありますし、
なのはたち大人チームには
アダルトなお色気も。笑
それ必要?なタイミングで、
ふとお色気シーンが放り込まれていましたw
● キャラクター
主人公とライバル主人公のキャラ関係は、
今までのなのはシリーズとよく似ています。
主人公・ヴィヴィオが陽なら、
ライバル主人公・アインハルトは陰。
陽のヴィヴィオと陰のアインハルト、
タイプが違うからこそ惹かれあう二人。
今回からの主人公・ヴィヴィオ(cv.水橋かおり)は、
明るくて優しくて元気いっぱいの、
まさに主人公な女の子です。
さすがなのはが育てているだけあって、
とてもまっすぐな良い子です^^
水橋さんの声もクセになる可愛さです♪
アインハルト(cv.能登麻美子)は、暗くて重い雰囲気ですが、
目標だけに囚われがちな自分を省みることのできる、
強くて優しい女の子です。
だけど、これまでのライバル主人公と比べると、
暗いだけであまり魅力を感じられませんでした。
初期のなのは&フェイトと立ち位置が似ているようにも思いますが、
いまひとつ魅力的に思えなかったんだよなー。
途中で新たなライバル主人公が登場したのは、
そのせいのテコ入れなのかしら?笑
● 音楽
【 OP「Angel Blossom」/ 水樹奈々(作中ではフェイト役) 】
【 ED「Pleasure treasure」/ 田村ゆかり(作中ではなのは役) 】
初代から変わらないコンビですね♪
OPは切なくかっこよく、EDは可愛く。
やはりなのははこうでないと♪
今回はOPの方が好きです^^
● まとめ
魔法少女ものとして人気だったシリーズも迷走中…?
確かに同じテーマ&内容だったら飽きられてしまいますが、
この方向性なら、続編は見なくてもいいかな。
勝者と敗者それぞれがやるべきことなど、
スポーツにおける葛藤や強さを見せてくれたのは、よかったです。
ただ、ストーリーの終わりが中途半端だったのが、
特に大きなマイナスでした。
少女バトルものが好きな人なら、
最後まで楽しめると思います。