「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENTSIONS(アニメ映画)」

総合得点
70.1
感想・評価
70
棚に入れた
333
ランキング
1641
★★★★★ 4.1 (70)
物語
3.9
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.3

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ネタバレ

オキシドール大魔神 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作漫画最終話の後日談

良かった点
・劇場版だけあってめちゃくちゃいい作画とCG
・中断込みだが、130分の間に5つものデュエルという濃密な内容
・テンポが良く、かつ8000LPによる大胆なデュエル
・海馬の執念
・かわいくなった杏子
・アレンジされたBGM
・ここぞと時に出現する圧倒的存在感の王様

悪かった点
・こじらせによる極端な活動をする敵
・しかもその敵に何の救いもない
・予習復習しなければわからない説明不足のデュエル
・遊戯vs海馬に置いて明らかにされなかった海馬の伏せカードおよび100LP残った現象
・ラストデュエルにおける決着の仕方
・BGMの入るタイミング
・ラストデュエルにおいて、王様は少しくらい喋っても良かったのでは?
・次元領域とかいう過ぎる俺ルール
・どうせなら千年パズルとリング以外の千年アイテムも出してほしかった感

 総合して、良かったには良かったが、期待は越えなかった作品。
 もうこじらせによる極端な活動をする敵には辟易する。それがなんか世界征服だとかクソ簡単な動機なら分かり易いが、意識がどうとか未来がどうとか無駄に小難しくて疲れた。つーかいいからさっさとデュエルだけ見せろという気にしかならない。それに対する遊戯の回答もテンプレで可もなく不可もなく。物語の都合上、まあそれなりの動機がないと敵を動かしづらいし、主人公側も敵から仲間を守るためなどの戦う動機が必要なのは分かるが……。終盤は千年リングに飲まれただけにも見えるし、結果だけ見れば敵に一切の救いがないのもなんかなーと思う。もっとも、敵はそれまで結構なことをやらかしているので、救いがなくても妥当という意見も多分にあると思う。
 良い点のテンポの良いデュエルと表裏一体だが、いくらなんでもカードの説明がなさすぎる。最低限の説明はされてるけども、どう見ても一回だけの視聴では完全把握は無理。アニメはGXまで、カード環境の知識自体はペンデュラムまで多少把握している程度の自分はにわかだが、そもそも今作初出のカードが大半なので、予習復習しなければ理解不能だと思う。
 そんでただでさえ新規カードが多いのに、次元領域とかいう俺ルールで、もう理解する気も失せる。
 海馬のLPが100残ったのは、十中八九明らかにされなかった伏せカードの効果だと思うが、明らかにしろよっていう。今作に限らず「あえて明らかにしない」という演出もうやめません?
 LP4000残ってた藍神をマハードでワンパンとは????
 降臨した王様ちょっとは喋ってよくね?んでその時BGM欲しかった。なぜあえての無言&無音?
 トンデモファンタジーパワー使えるのに、結局カードゲームで雌雄を決しようとする敵には笑える。今作に限った話じゃないが。
 どれもこれも大きな不満点ではないが、小さな不満点が多かった今作。余りありはしないが、それを補ったのが作画とCG。傑作レベルを期待してたので、そういう意味では期待外れだが、フラットに見れば良作。

 遊戯と杏子もうこれ完全に付き合ってるだろ

投稿 : 2018/03/10
閲覧 : 379
サンキュー:

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