TAMA さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ケモミミがご案内するお宿…『此花亭』へようこそ。
廃刊された『百合姫S』の『此花亭奇譚』。新たな雑誌で連載再開された作品と聞きました。
百合系は苦手なのですが「8話は良いよ!」って言われて視聴しました。
原作・未読。
アニメ・全話視聴。
簡単に例えるとストーリーは『夏目友◯帳』みたいなテイスト。宿の設定を分かりやすく言えば『千と千尋の○隠し』。それにケモミミ+百合って感じですかね。『夏目友◯帳』+『千と千尋の○隠し(宿設定のみ)』÷2してケモミミ百合をプラスした計算式だと私は感じました。
ストーリーの始まりは百合とゆっくりした進みで、そのまま行くのなら切ろうと思ってました。
が、やたら作画が綺麗なので言われた8話まで見ました。まぁそれまでに『お菊』の登場で笑わせて貰いましたが(笑)
いやぁ…8話のストーリー、構成がとても良かった!久しぶりに「うわぁ…」ってストーリーの綺麗さに魅了されました。もう脱帽ものです!
前半は暇でしたが中盤~後半は中々グッと来るものがありました。
…11話の芸能の神様、なんでマ◯コやミッ◯みたいなの?(笑)しかも声優さん、そこ使うか!と(笑)
少々「古事記」や「日本神話」など出てくるので多少知ってるとツッコめるとこがあるかもしれません。「古事記」などの豆知識を他作品で知るなら『鬼灯◯冷徹』がオススメです。本の方で。
少し気になったのが「お客様は神様です。」ですね。この言葉って結構間違って使われてます。
この言葉は商業、商人が使った言葉ではないんです。実は芸能、ある演歌歌手が使った言葉なのでこの言葉は芸能が使うのが正しいです。
昔、京都の旅館でバイトした時に教えて貰いました。
しかし作画がとても綺麗でしたね。あんまりこだわらないんですが久々に綺麗な物を魅せて頂きました。EDの3話毎に変わる春夏秋冬の表現も中々ニクい演出でした。
一番笑わせて貰ったのは『お菊』ですね。
「愛玩人形は1体で十分よぉ!!(呪いのオーラ付き)」(10話より)。
呪いの人形…こわっ!
しかし日本人形だったのに…私の中では『お菊』ではなく『アリス』と勝手に思ってました♪
百合やケモミミが好き、綺麗な作画が観たい、ゆっくりしたストーリーを観たい方にはオススメ出来ます。
しかし百合系が嫌い、ストーリーに動きがほしい、和テイストが嫌い等の方にはオススメしません。
私は多分『夏目友◯帳』が好きだから観れたと思います。なので前述した作品が観れる方で百合に抵抗がない方なら観れるかもですね。8話はオススメします。
最初は視聴辞めようかと思いましたが、中盤から面白くなりいつの間にか全話視聴となりました。
「櫻」vs「お菊」、お菊はいつか勝てるかな?(笑)