退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
辞書を創ること
出版社に勤める冴えない真面目な馬締が、辞書の編纂に関わっていくお話。
原作未読ですが、「風が強く吹いている」と同じ原作者さんみたいです。
営業部ではコミュ力の低さから、仕事の評価が低かった馬締だったけど、辞書編集部の荒木に見いだされて、辞書編集部で辞書の編纂に携わることに。
最初は辞書編纂に身が入らなかった西岡が、馬締の辞書への情熱に触れて変わっていくのも良かったです。
おちゃらけた感じの西岡だけど、結構面倒見がいいし意外と熱いところも持ってて {netabare} 辞書編纂中止を阻止するために自分が犠牲になって、部署を異動した後も大渡海のために気配りしたり奔走したりして、{/netabare}すごくかっこいいなあと思いました。
なので、私の中でいつのまにか主人公は西岡くんになったりしてました。。
もちろん、馬締のひたむきな情熱も素敵だと思います。
あと完成に長い時間がかかる辞書編纂をしている馬締と一人前の板前になるまで長い時間がかかる香具矢ってお互いに理解者になれるし、お似合いだなと思いました。
13年の月日が流れ、主任となった馬締。そして様々な困難を経て、とうとう大渡海が完成間近に!
そして・・{netabare}完成した大渡海を見ることなく、監修の松本先生が亡くなります。
残念で悲しいことですが、亡くなるまでひとつのことに夢中になれたことは幸せなことじゃないかなと思いました。{/netabare}
辞書って勉強するときとかに使うってイメージだったけど、これを見て1冊の辞書を創るのって気の遠くなる手間と時間を経て創られていることが分かって、辞書に対する認識が少し変わりました。
あとEDに入る時に毎回表題とその意味が表示されて、波で消えていくところは綺麗だなと思いました。
ED後に入るちょっとした裏話も面白かった。あ、じしょたんずも、ね。
余談ですが、作中に出てきた馬締さんが編纂したポ〇モンキャラ百科読んでみたい!なんか無駄に内容濃そうで面白そう。。