天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
偽SFスーパー英雄(?)列伝5
今も続くルパン三世のTVスペシャルのシリーズ第13作目の作品で、現段階で唯一のモンキー・パンチ原作の漫画を基にした作品でもあります。
また21世紀に入って初めてのルパン三世TVスペシャルであり、初めてセル画からデジタル製作に変更しているなど、ルパン三世のTVスペシャルとしては、いろいろと特別な作品となっていますね。
サンフランシスコ沖に浮かぶ違法カジノ船「マシンガン・ケリー号」から、売上金を奪おうとするルパン一味(船の中でメンバーが揃っていく描写がカッコいいです)ですが、銭形の機転により失敗してしまいます。
が、それはついでに過ぎず、ルパンの本当の狙いは別にあったというのが冒頭の展開です。
今回の敵は秘密結社「BD7」ですが、怪人二十面相を捕まえられないのに、ルパンにかなうわけないですね(おい)
何?「BD7」じゃなくて「シークレットセブン」だって(こらっ)
ええい、団次郎はどこいった(おいおい)
TVスペシャルにふさわしいスケールの大きさと、様々なアクションは見ものですが、一方、色々と不満の残る部分もありました。
まず、今回の敵である秘密結社「シークレットセブン」が、弱いというか影が薄かったですね。
正直、7人もいらなかった気がします。
第3の敵であるCIAも、よく分からないというか、あまり印象に残らない扱いでした。
あと、TVスペシャルにつきものの、ゲストヒロインがいないのが、自分としては不満でした。
しいていえば、シークレットセブンの一人であるスーザンがそうなのかも知れませんが、峰不二子役の増山江威子の声がさすがに衰えてきてるだけに、ちょっと辛かったです。
個人的にはあとひとつ、後半に大統領候補であるマックスがヘリを爆破されて死亡するのですが、彼が死んだ段階で「シークレットセブン」の野望は潰えた訳で、もうちょっと終盤で死んでもよかったのかな思いました。
もちろん先に述べたように不満ばかりでなく、次元の友情、有能な銭形、某ロス市警の刑事そっくりなテリー・クラウン(声が石田さんというのが、またいいですね)など見所もあって面白かったです。
特にラスト、プライベートで洋服を着てる五ェ門ってのは珍しいですね。
おまけ
アニメ船あにこれ・ケリー号(待て)の船上で予告状を見せる銭形
「お馴染み天地人だ(おいっ)、知ってるか知らねぇかしんねえが、いっかいの投稿で結構なサンキューが動くと聞き込んだもんでね。そんならそのサンキューを分けてもらえねえかなと思ったわけよ。近日参上、お楽しみな(チャラッチャチャチャラッチャチャチャ~ン♪)」
って、おいっ。このネタ、作品観てねぇと全然分かんねえぞ(う~む)
けど、海底に沈んだ金塊の偶然残った1本に秘密があったってのは、さすがにねぇ・・・あれはさすがにどうかと思います(苦笑)