こまたち さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
まるで大学生の恋愛だわ…
1991年劇場公開。ガンダムシリーズで宇宙世紀に属する作品の1つ。
”質量を持った残像”
このセリフに代表されるように、、F91の圧倒的な機動力と武装の火力に魅せられました。ラストのラフレシア戦もさることながら、そこに至るまでの戦闘においても無双状態。見ていてとても爽快に感じましたね。当時の作画水準は知りえませんが、今見てもとてもクールな戦闘シーンを描けています。武装・メカデザは個人的にはかなり気に入っています。
「こうなってしまったの。こうできちゃったの。どうすればいいの?」
セシリーは劇中でシーブックのことを”友達”と言っていますが、どう考えてもそれ以上の関係性ですよね(笑)上のセシリーのセリフもそうですが、少しシーブックに甘えたようなところがありますよね。シーブックも単独でセシリーを助けに行ったり、ラストでのセシリー捜索時の様子だったり、ただの友達・正義感とは少し違いますよね。そういった恋仲のような様子を直接的な表現を使わずに戦闘シーンだったり、二人での会話や相手に想いを馳せるシーンを用いて描いていたところがとても魅力的でした。
主題歌はこの作品を知らない頃から大好きでした。戦闘シーンに流れた音楽も個人的にはツボです。
物語に関しては残念ながら作中の表現だけでは細部までは理解できませんでした。富野の息がかかった作品は例外なく制作者側の頭の中で自己完結しているので仕方ないことではありますが…。ただ大筋や雰囲気はだいたい伝わってくるので、この作品に関してはそれで十分だと思います。より楽しみたい方は紙媒体等を用いて補強するのがおすすめです。