てっく さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
歴史の末端に居る素敵な二人
人類が戦争という世界の終末を選択した後の物語。
古代人は地球との共存を絶ち、エネルギーや環境の循環などを自立して行う巨大な都市を築いた。
しかし、人類の選択した戦争によって終焉を迎えようとしている。
幼い頃、おじいさんに拾われ育ったチトとユーリは戦争に巻き込まれ、おじいさんと離ればなれになるが生き延びることが出来た。
今やチトとユーリ以外の人類は存在するのかもわからない世界。
そんな絶望でしかない世界で食糧や愛車のケッテン(バギーみたいなやつ)の燃料を求め二人旅を続ける。
街は荒れ果て、他に頼る人も居ない二人ぼっちの世界。
そんな世界なのに 「絶望」 という文字をまったく感じさせない二人。
古代人が残したハイテク機器とは対称的に二人の教養的な部分が乏しい為、そんな環境を辛くは感じないのかも知れない。
ほのぼのしたストーリーで大きな変革は無いかも知れないが、何か考えさせられるような。。そんな素敵な作品でした。
しっかり者のチトと超ポジティブ者のユーリ。二人の少女もすごく魅力的に感じられた。
また、BGMがすごく素敵で雰囲気にぴったりでより素敵な演出をサポートしていた。
{netabare}
「終わるまでは終わらないよ」
ラストの「人類が終焉を迎え、地球が再生の為の急速に入る」と告げられても二人が前を向いてる姿を残してくれた終わり方に感謝です☆
{/netabare}