退会済のユーザー さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
この物語が化物だ
化物語の緻密なストーリー構成は原作が雑誌への掲載分だったこともあるのでしょうか。面白さと斬新な展開は折紙付きです。アニメ化不可能と自負していた西尾維新作品がこうして素晴らしい映像として見れていることに本当に感謝、感激、涙がでます。
各話が新しいことへの挑戦、原作との戦いと言える程。続編の原作にも影響与えたといいますから・・・OPとEDの各曲、これ以上ない個性的なキャラも魅力のひとつ。
「銅四十グラム、亜鉛二十五グラム、ニッケル十五グラム、照れ隠し五グラムに悪意九十七キロ、私の暴言は練成されているわ」
戦場ヶ原ひたぎの深い愛情と青白い炎で徹底的に叩き潰して磨り潰す言葉の数々。。。
時折見せる優しさに心をへし折られること間違い無し。(全く関係ないですがリアルに今年の御神籤の小吉で恋愛=あきらめなさいと書かれてイタダト・・・)この切なさは本編をみて理解して下さいヾ(・д・。)
八九寺真宵のストーリー展開と特殊なキャラクター。暦と真宵の掛け合いは本作の持ち味。
化物話らしい言葉遊びと一番化物話らしいお話です。展開を読みきれた方はいたのでしょうか。
そして羽川翼の真っ白な黒さ。後日談で語られるGWのお話は痛くて本当に切なくて。裏のヒロインですね。
人は生きていれば真っ白では生きていけない。世間に染まれば灰色になるもの。純白で世間ずれ、そんな状態で生きている中に化物がいるのです。
「愛は惜しみなく奪うもの、それが出来ない人間はどうするのか」
個人的に羽川さんかわいすぎるんだぁああよおおお!
そしてそしてエロキャラ担当神原駿河。ボーイッシュな高校生らしい会話が素敵。そしてそして千石撫子。
はい。ラスボスです。男としての何かを色々試されます。色んな意味でラスボスですね。
可愛くて可愛いだけの自分に心の闇を抱える少女。常に被害者でいる部分に忍野メメや忍野忍が関って。
ひとつひとつの物語が広く、深く、明るく、重い。
こんなにも面白くて誰が見ても満足できるであろう作品は中々ないです。人の思いは「千別差別」違うものですが万人が見て楽しめる、お勧めできる作品。
この作品が制作関係者すべての色々な人に愛されて、作られているのが伝わってきますよ。
以下雑談
そのうち全ネタバレで更新予定
テレビ版とBR&DVD晩では背景や立ち位置が演出が結構違います。さながら間違い探し。化物話のHPで聞けるあとがたりやBR&DVDのオーディオコメンタリーが面白い。
そのオーディオコメンタリー!
原作の会話劇を本当の意味で表現しているのは副音声。
副音声こそ本編なのです(`・ω・´)
全部で30分*15話=7.5Hも各キャラが喋り捲るのですよ・・・?
面白くないわけがない!!
コメンタリーあり雑談あり暴走あり。裏話からメタ話まで。
第1~2話
羽川翼、戦場ヶ原ひたぎ
第3~5話
羽川翼、八九寺真宵
第6~8話
戦場ヶ原ひたぎ、神原駿河
第9~10話
忍野メメ、千石撫子
11話
羽川翼、千石撫子
12話
羽川翼、戦場ヶ原ひたぎ
13話
羽川翼、八九寺真宵
14話
羽川翼、神原駿河
15話
羽川翼、阿良々木暦
是非あにこれからアマゾンで買いましょう(*^▽^*)
あれ、全然関係ないまとめになってしまったw