ねごしエイタ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
それは、幼い少女と赤ん坊の出会いと別れの物語 +
初日、見てきたです。故郷を離れる羽目にあった少女が、死んだ母親に守られながら、生きていた赤ん坊と出会うです。ともに生き、成長した赤ん坊と離れても、最後の瞬間に再会し別れを描いた感動の物語だったです。
長寿と見た目がさほど変化しないイオルフの民が、ヒビオルという日々の出来事など、記す織物を織り続ける暮らしを送っていたです。また、彼らは「別れの民」とも呼ばれているです。その意味は、物語の最初を通して最後になるところで分かる気がするです。
長老も話していた、「もし、イオロフを出る事があれば、外の世界で誰も愛してはいけない。愛すれば、本当の一人になってしまう」それは、事実なのか?そうでないのか?それも、この物語の終わりに明らかになると思うです。
平和に暮らしていた、少女マキア、友達のレイリア、クリムらとともにイオルフの民は、過ごしていた{netabare}けど、権力をわがものにする国の兵隊による襲撃に会い、村は崩壊するです。
そのさなかに思わぬ出来事によりマキナだけが、村を離れることになってしまい離れた村を見ることで、絶望に陥るです。
偶然か?運命なのか?赤ん坊の泣き声が聞こえ、生きていた赤ん坊(後にエリアルと名付けられる)と出会うのです。最初は、同情もあったかもしれない、他人とも思えなかった赤ん坊と生きていくのです。
これに限らず、{/netabare}偶然にしても出来すぎる切っ掛け、再会や、重要な場面での立会い、いつの間にこの場面にいるのかな?な多いマキアだったです。
{netabare} ある農場に迷い込むことから、物語は思わぬところへと進むのです。他から売られたビビオルを見たマキアは、レイリアの近況を知り、子供に成長したエリアルと共に旅に出るのです。その先で、クリムと再会し別れたり、レイリアも再開し別れたり、さらに成長したエリアルとも別れたりだったです。
ここで注目するのが、思春期の少年にありがちなエリアルの心情が描かれている事、マキナに我が子として大切にされている反面、いつまでもこのままでいられないと思うもどかしさというのか?複雑な心情が描かれていたと思うです。
数年後再び再開したとき、離れるマキアを傷ついたエリアルの本当の気持ちで叫ぶシーンは、どこか心に響くというのか?、どこか切ない感じがしたです。
そして最後にマキアが、時を経てエリアルに会いに行った所は、名場面というに相応しいです。今までのマキアとエリアルの経過を一気に思い起こす、永遠の一瞬というのか?な感動があったです。マキアに反応するエリアルとのやり取りは、{/netabare}言い表しようのない涙もろくなる人が多いのでないのか?なシーンだったです。
別れの民の宿命とでもいうのでしょう。{netabare}「あの子をを愛して良かったと思います」血の繋がりは関係ない、女性の無償の愛を見せてくれていたマキア。{/netabare}幼かったマキアが、成長した言葉だったです。
2018/02/25 3:25 +
また見に行ったです。何度見ても最後のシーンは、やはり感動的だったです。