「星を追う子ども(アニメ映画)」

総合得点
66.3
感想・評価
648
棚に入れた
3191
ランキング
2946
★★★★☆ 3.6 (648)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.4

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◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

神々が移り住んだと言われる地下世界アガルタへのカギを手にした少女の冒険ファンタジー

2011年公開の劇場用アニメ 116分

原作監督脚本編集 新海誠 キャラデザ 西村貴世 音楽 天門

新海監督の「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」に続く、
ストーリー作品としては4作目。メジャー作品としては3作目かな。

正直に書こう。
これを観たのは半年ほど前だが、自分で観たものが信じられなかった。
レビューも書けなかったのです。
いかに駄作であっても「雲のむこう、約束の場所」こそが新海さんのイメージであって、
そこからの成長として「君の名は。」を最大評価したのですが、
この作品はいらない子です。

「言の葉の庭」があって「君の名は。」につながるだけでいいのです。

個人的な思い入れなど関係ないと言われれば、その通りですが、
そうなるともう新海監督の作品は観れません。

もしかしたら、この作品だけが良くて他は受け入れられない人がいるかもしれません。
一連の流れの中で異質な作品であることは確かでしょう。

ジブリ作品のオマージュ・・・私はジブリより新海が好きなので必要性を感じませんが、
この作画の挑戦があったからこそ「君の名は。」に繋がったのかも知れません。

「ブギーポップ」や「最終兵器彼女」のような作品ばかり作っていたので、
異世界ファンタジーに挑戦してみました。
いやあ、ただの宮崎駿の真似でしょう。

宮崎アニメほどの闇が感じられない一本道ファンタジーなので、
若くて純真な視聴者には、作画もキャラも良い作品で観て良かった、
となるので、アニメ映画としては成功なのかもしれません。

新海監督としては日本の伝統的なアニメ制作を勉強するという意味合いもあったようで、
声優にはアニメのベテランを起用しています。

主人公明日菜にイカ娘などで人気が出た金元寿子
他に入野自由、井上和彦、島本須美、大木民夫、折笠富美子など。

さて、特大ヒット作から2年、次なるステップは?
新海さんだけは一生新海さんであって欲しいと願うのはストーカーじみているのでしょうか?

この作品は劇場用アニメとしては高レベルであり可笑しな期待をしていない人にとっては高評価になるでしょう。

「ほしのこえ」以来のストーカーのたわごとだと思って流してください。

投稿 : 2018/02/18
閲覧 : 622
サンキュー:

35

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