雁夜 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
麻枝准は本物の天才
「救い」の描写が上手すぎる。それは多分救いの前にある「悲劇」の描写が上手いからだろう。
なんだろう。純粋で真っ直ぐな気持ちを描くのが上手いんだよな〜。その純粋さが危うさに繋がり、ヒロインの持つ儚げな雰囲気に繋がっていくんだけど(危うさが儚い。この儚げな雰囲気が美しいのもKey作品の魅力)。そして、余りにも純粋で真っ直ぐすぎるからそれがなんらかの不条理で奪われた時、救いがないんだよね。だから絶対にトゥルーエンドに辿り着かないとヒロインが不憫すぎて不憫すぎて…。まあCLANNADは主人公にも悲劇が起こるからアレなんだけど。
逆にその悲劇を描くのが上手いからこそ救いのシーンのカタルシスに繋がるんだけど、その時の音楽に涙腺が緩んでしまうのがKey作品だよね。
ちょっと話が逸れてるけど、まあ結論はCLANNADは絶対に見た方がいい。そういう事です。