Dkn さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
暇があれば見てる、今お気に入りのギャグアニメ!
「Ψ」←“さい”って読みますね。
オススメされて観ました。“最高でした!”が“Ψ高でした!”になるくらい良かったですね。Ψ高にオススメです。
主人公の「斉木楠雄(さいきくすお)」が超能力で事件を解決!・・嘘です!FBI超能力捜査官の話ではありません。
過ぎたるは及ばざるが如しと言いますが、この斉木くんはあまりに強力過ぎるサイキック能力を持つために日常生活で
かなり苦労をします。強力な超能力を持ってはいますが、とても常識的でしっかりとした人間で“甘いもの好き”。
性格はクールでお人好し。助けないぞと言いながら結局「やれやれ」と助けてくれるそんなタイプ(カッコイイ!)
むしろ彼の周りにいる友人や知り合いなどが個性的な人達で、斉木くんは彼ら彼女らに振り回される日々を送ります。
ギャグアニメだからどうせ奇人変人が奇行に走るヤツなんだろ?・・と思っていたらそんなことはありませんでした。
見た目のインパクトこそあるものの、実に倫理観がしっかりとした、アニメでは珍しい(笑)タイプの人物が多い。
私が特にお気に入りなのは斉木くんのご両親です。作中でも中々ぶっ飛んだ二人なのですが、とんでもない超能力
を持った息子を授かりテレパスで心の中まで読まれるというのに、それよりも息子が可愛い方が勝つという、
天使みたいな二人です。お父さんの方は、万能な息子に頼りっきりなダメパパなのですがwそんなお父さんでさえ
私には真似できないなと思う精神構造をしており、良い家族だな・・としみじみしてしまいました(笑)尊い(^_^)
他にも斉木くんが唯一心を読めないモヒカンのケツアゴ(でも良い子)や、腕に包帯を巻いたこじらせ中二病男子に、
通り過ぎるだけで男がため息を漏らす超絶美少女のヒロインなど・・。個性的な登場人物がわんさかいます。濃いな。
いくつか特徴があるアニメで、1話に5本のエピソードを入れて作ってあります。「おはスタ」で最速放送したものを
30分枠に編集してるんですね。原作の文字量を約4分の中に入れこむのでセリフが早口で演じられます。特に主人公
を演じる「神谷浩史」さんの労力や技術はとんでもない。
これは数年前に「よんでますよ、アザゼルさん。」のアニメ化でも監督の水島努さんがやってましたね。こちらは、
カットせずに面白さを詰め込みたいという事で声優さん達にアクロバティックな早口で演って下さいと頼んだらしい
です。その時も神谷さんがメインキャラクターの一人で、苦労を語っていましたね。本作は早回しもしてるような気が
しますけどね。最初はえらくチャカチャカ話すもので違和感もありましたが、テンポが大事なギャグアニメでは英断
でした。途切れないギャグで笑ってしまう。
{netabare}
声優で言えば声優界のおしどり夫婦「岩田光央」さんと「愛河里花子」さんが斉木くんの両親を演じてますね(笑)
特番で神谷さんが「楠雄は照橋さんに“おっふ”しませんけど、僕は出てくる度に“おっふ・・”てなってます」
と言ってたらしいです(笑)私もなってるぜw
{/netabare}
早口のテンポで疲れそうなのに、観終わったら後には何故かホッコリとした気持ちになる不思議なギャグアニメ。
「斉木楠雄のΨ難」は現在2期がテレビ東京ほか、で放送されています。1話見たらもう止まらなくなりますよ!