ニワカオヤジ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
戦闘がすごく長くて登場人物が多すぎるのに、全く中だるみしない。
・戦闘が長すぎ
他の作品だと、戦闘シーンが長くなると主人公が怒りのパワーで変身したり必殺技を放ったりして、でも敵もまだ変身を一つ残していたり、ボスを倒したと思ったら裏のボス、闇のボス、真のボスとインフレしてったり、ということで見ている方は冷めてしまうことがあると思います。
しかしガルパンは、
・無茶はすれども根本的に終始みんなが冷静(みほが一番我を忘れて興奮していたのが{netabare}戦闘中でもなんでもないボコミュージアムの看板を見たとき{/netabare} )
・根性は無関係(バレー部と知波単は例外)
・戦力が弱いけど創意工夫で強い敵を倒す
というところがワンパターンにならず、飽きさせません。
・登場人物が多すぎ
本編でさえ登場人物が多いのに、この劇場版ではオールスター出演の上に知波単、継続、大学選抜が加わって、名前のついてる学生キャラが67人も出てきます(戦車道大作戦で数えました)。
それにしても、大洗と密接に絡む知波単学園と敵の大学選抜はまあ必要としても、特に登場する必然性のない継続高校が一番強烈な印象でした。
何といっても隊長のミカ。
ただひたすら{netabare}楽器を弾きながら寒い発言をドヤ顔で言い放ったり、戦車の外の状況を一度も見ることなく突然「トゥータ!」と叫んだり、と実は何の役にも立っていないけど存在感と大物感だけはすごいです。{/netabare}
そして継続高校のアキとミッコ。見た目はちびっ子二人組ですが、ミカの独り言を聞き流しつつ二人だけで戦車を大破させまくるとか、すごすぎ。いやホント、ぶっちゃけミカいらなかったよね?
まあしかし、ミカは要らなかったにしてもあと66人もいてそれぞれのキャラが立っているというのはつくづく凄い作品だなと思います。
いやミカも好きだけど。