明日は明日の風 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
お仕事+ロリ系のラノベ作品
【4話までの感想】
将棋ブームに乗っかったような感じではあるが、原作自体は藤井君登場前から始まっているし、アニメにするにはちょうど良い頃合いだったので偶然かもしれません。しかも、「3月のライオン」にぶつけてくるとは、比較されても仕方のないところです。作中、将棋会館のロビーに「1月のドラゴン」なるポスターが貼ってあったのを見て、意識はしているんだなと思いました。それぞれ好みがハッキリしている作りなので、どちらを好むかは見る人によるということでしょうね。
16歳で竜王、現実では18歳が最年少タイトル記録なので「ありえん!」と思っていたのですが、藤井君を見ていると現実になりそうな感じがしてきたのでバカにできなくなってきています。ロリハーレム系は好きではないのですが「天使の3P」に耐えられたので視聴できるかなと思い視聴しています。そしたら、けっこう将棋の話が熱いので面白い。主人公である八一の話もきちんとしているし、銀子の位置付け、あいと天衣の性格付けもとても上手だと思います。
が、いかんせん、ロリハーレム描写がてんこ盛りなので萎えちゃいます。3歳くらい年齢上げても全然構わないと思いますし、かえって現実味があって面白そうなんですが、それでは在り来たりになるか…。ロリにしてこそ他の作品と区別できるということなんだろうな…。
【最終回を終えて】
「ロリ王」「永世ロリ王」と呼ばれてしまった八一…。もう「小学生は最高だぜ!」の台詞出したらそう言われてもしかたありません。
熱い話もありながらもなぜか盛り上がりきれない。原因は「物語に厚みがない」からだろうと思います。薄いんだよね、各エピソードが。まるでダイジェストを見ているかのような進み具合で、これだけの内容なら絶対に2クール必要だったはず。もったいないなと感じます。たぶん、原作はより感情や背景をうまく伝えてくれているのかなと想像できました。
作画は最後まで崩れることなく、良かったです。最後に顔を見せた名人はたぶんあの人っぽいだろうなと想像させておいて、隠しようがないくらいそのものだったので爆笑してしまいました。可愛いキャラデザインが生命線みたいな作品ですが、個人的には銀子がツボでした。