さかまがはら さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

それでも俺は 明日が欲しいｯ！

このアニメは各方面で神アニメと奉られている。あにこれのランキングはシュタゲと同率の1位(2期)。私はよくアニメのおすすめランキングみたいなのをネットで検索して見るアニメを決めていたが、コードギアスはシュタゲ以上の評価を得ている場合が多い。てかほとんどそうだ。私はそれを知っていながら2期まで見きったのはごく最近のことだ。手をつけるのも遅かったし、見るスピードもダラダラしていた。ちゃんと最後まで見たら絶大な評価を得る理由も納得がいった。だが私はなぜここまでコードギアスを見るモチベが上がらなかったのか。今回はこれを中心に話していきたい(導入が長いんじゃボケ)。尚、このレビューは1期と2期のまとめみたいな感じになっています。

大きな要因は、好きなキャラが出来なかったことだろう。これはモチベを保つ上で絶望的な状況だ。ある作品を好きになる時、その中のキャラを気に入るということは必須事項になる(多分)。好きなキャラがいて、その人の展望が気になり、ストーリーがあれな作品でも、続きが気になることもある。私は2期の最後あたりまで、好きなキャラが出来なかった。最後の方こそルルーシュを応援できたものの、それまではどの立場の人間にも感情移入することが出来なかった(そんなこと言いつつも、ユーフェミアの例のシーンでは泣く男)。

他にも、ルルーシュのやり方が気に入らなくて気分悪くなったり、スザクのうじうじに腹が立ったり、絵がなかなか受け入れられなかったり、いろんな気になるところがあった。だがそれを加味しても私は☆4をつける。それはやっぱり2期の終盤の展開が好きすぎるからだ。このレビューのタイトルにもなってる、シャルルにルルーシュが叫ぶシーン、ホント痺れた。またゼロレクイエムの本当の目的を知ってルルーシュの生き様にめちゃくちゃ感動する。こう思うと、ルルーシュの苦悩、その中でも人々を導くカリスマ性に思わずため息が出る。結局私はルルーシュが大好きになったのだ。まあ一番好きなのはオレンジなんだけどね(みんなオレンジほんまに好きだよね笑)。

それ以外にも、息もつかせぬ展開、登場人物の感情の揺れ動き、交差する人々の思い、指導者たちの知略戦など、多くの視聴者をとりこにする要素がコードギアスにはたくさんある。ただ良さは2期までちゃんと見なければ感じ取れない人が多いかもしれない。もし未視聴だったり断念した人は粘り強くいこう。きっとルルーシュを好きになれる。

やはりコードギアスは神アニメの称号にふさわしい作品だった。評判通りだね。
オゥルハィルブリタァァァニアァ！(若本さんホントすこ)