oneandonly さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
とあるシリーズでは一番良かったかも
世界観:6
ストーリー:7
リアリティ:4
キャラクター:7
情感:6
合計:30
『学園都市』。一八〇万人を超える学生が集い、超能力開発が行われている巨大区域。教師によるボランティア組織『警備員(アンチスキル)』や学生による『風紀委員(ジャッジメント)』によって守られたその日常の裏側には、今日も路地裏でいたいけな少女に絡む不良学生たちの姿があった。そんな不良学生たちを、一筋の電光が一蹴する。しびれて地に伏す不良たちの中に傲然と立つその人の名は、御坂美琴。学園都市に七人しかいない『超能力者(レベル5)』の第三位にして、『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ少女の姿だった。
そして、白井黒子、初春飾利、佐天涙子。四人による学園都市の日常が、ふたたび幕を開ける。
(公式サイトより)
とあるシリーズ本編2期視聴の勢いで視聴しました。が、途中半年間、多忙等により視聴を凍結しまして、ようやく再開して最後まで視聴できました。
御坂美琴の相変わらずのツンデレが楽しめました。そしてこのシリーズのお約束であり醍醐味である中二病的勧善懲悪物語(水戸黄門的な正義は勝つストーリーという意味です)。この点でスッキリできるのは良いですが、世の中そう甘くないよとリアリティ面を考えてしまうことも相変わらず多かったです。
バトル多めですが、シスターズは除くとして、脇役を含めても殺されるのではないか等ハラハラすることはありません。(個人的には、黒子がテレポートする度に、座標を誤って「石の中にいる」状態になることはないのかとか思ってしまうのですがw)
{netabare}本編でも既に視聴していた上条がアクセラレータを叩きのめす話は、上条も特殊能力者なので、別に最弱が最強を倒したわけではないですよねと冷静にツッコミを入れてしまったり、やはり学生向け娯楽作品という印象でした。
その一方で、御坂が友人たちに協力をお願いするなど成長を見せたり、今回、終盤に学園都市の闇と対峙していく展開は上記の領域を越えつつあって、最後の最後に面白くなってきたところ、ストーリー的にも巧く締めくくられた形で終わりました。{/netabare}
これまで見てきたシリーズの中では最高評価となっており、私にとっては好印象。キャラクターの個性がしっかりしているのも作品の強み。エロ等に媚びを売った本編2期より、全体的にシリアス面が強くなってきた真摯な作風であることも評価しています。
しかし、学園都市って180万人もいたんですね! あらすじ読んでいて今更ながら驚きましたw
(参考評価推移:3話3.5→5話3.6→12話3.7→13話3.6→24話3.7)
(2017.8~2018.1視聴)