Y さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:今観てる
評判良いみたいだけど、主人公アスペなの?
確かに良作画 涙や瞳が綺麗。
テンプレや使い古しの展開のアニメが多い中、これまでになかったストーリーは引き込まれる。
声優の子安さんが相変わらず良い。作品に安心感と安定感をもたらしている。バランサーの役目。作品に締まりというか重み(作品によっては軽さ、面白さ)を与える事の出来る人ですね。※声優さんのファンとか追っかけ?では無い。
この作品
な に か 大 事 な も の が 欠けている。
話 の 軸 が 細 い。ふわふわしている。
戦争後というのが 何年前の事なのか
街中が綺麗なので恐らく 遠方の地での戦闘で民間被害はほとんど無く平穏なんだろう。あれ?
なんで民間の人々、字が書けないの…読めるのに?
序盤のみネタバレしない様にざっと書き出す。
幼少期から軍人としてのみ生きてきた少女は、終戦後 尊敬している上官(生死不明・声=浪川さん)に会えず 上官の友人(誠実で優しく責任感のある元軍人(声=子安さん) と共に新たな仕事を始めるも、何故か心が壊れて?感情の起伏も人の気持ちを慮
る能力も手も無くしてしまっている上にガチガチの軍人暮らししか学んで来なかった為、周囲の人々と馴染めなくて…そして愛する(される)とは何か探求する。
【以下 個人的な感想】
何故① 登場人物みんな主人公に優しすぎるのはおかしい。哀れみや偽善の自己満足からくる優しさなんだろうけれど、主人公のアスペ言動+愛の探求(笑)の為という理由で向かない仕事をし迷惑を掛ける(我が儘)+ じゃあ学んでこいと(職業訓練学校か専門みたいな)学校まで行かせてもらって…きりが無い程の失態によくそんなに 甘くいさせられるな(しかも戦後直ぐ?でお金を稼ぐのが大変で経営厳しいのに?)
眼鏡女子と短髪元気娘が
この足手まとい!!
仕事は遊びじゃあ無え!!
やる気はあっても適材適所でしょう!!的な差別的展開を少しでも期待してしまった私は人として汚れているのか?愛と再生と癒しが多分この作品のテーマだから、鬱々しいのはいらないという事なんだろう。しかし その起伏(波)がないと締まらないし、闇がなければ光も無い=感動が薄いに繋がる。嘘っぽい…というか まぁファンタジーでツクリモノのですから~と言われたらそれまでだけど。
だから、面倒見てくれている元軍人も時に辛辣な発言を期待していた。厳しい事言うがそれも優しさ的な。学校の先生も世界名作劇場によくいるツンデレおばさん先生的なワクワク展開を期待していた。
このまま観続けてもそういった凹展開無さそう凸展開ばかり起こって、優しく時を経て経験し心を取り戻した(アスペ治った)主人公は愛を理解し、実は生きてるが何かしらの理由(多分下半身不随とか記憶喪失とか植物状態)で心神喪失→主人公がひたすら愛の手紙(笑)を送りまくる→心を取り戻す→ハッピーエンドになる or 心を取り戻す日がくるまで、手紙をやっぱり送りまくる。
後見人の老婦人のヴァイオレットエバーガーデン邸で一緒に暮らすようになってて、この庭で待ってます的な代名引っ掛けて半バットエンドになりそう…
やはり 何かラスト感動するでしょ、感動。みたいな臭いがしてくる作品。好きな人は本当に好きな作品になるだろう。ひねくれ者の私には合わない作品でした。取り敢えず様子観の予定。
何故②浪川さんと作品(キャラ)が合致しない。浮いている
何故③主人公の少女 別の中堅~大御所の声優さん起用の方が楽しめた 軍人で心神喪失系キャラだから機械っぽく抑揚が無いとしても…なんか…主人公がただのアスペにしか思えなくなった。同じ心神喪失・自己崩壊系キャラの「魔法使いの嫁」の主人公と比べれば、わかってもらえるだろう。
何故③ エンディング…どうした
明らかに選曲ミス。狙ってそうしたのだろうが仇になっている。作中歌が流れるシーン(気になったのは眼鏡女子と主人公の話ラストの店の窓ガラス前で、せっかく心の内を語っているのに 歌が邪魔して集中出来なかった。売り込みたいのは分かるが、そこで入れる?というタイミングは勘弁して下さい。
何故④列車のあのアニメとまでいかなくても、
時間系列シャッフルしたらもっと謎めいて良かったかもしれません。戦争後遺症になってもおかしくない悲惨な戦場シーンから初めて突然 学校シーンとか…
今のところ 言いたい事はこれだけだ。