オレンジ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
表はハッピーエンド、裏はバッドエンド
原作未読でしたが、とても面白かったです。
歌のカゲロウデイズが好きで視聴しました。
ここからはネタバレ要素含んだ感想と自論です。
{netabare}
この作品ハッピーエンドに見えて、
バッドエンドにもとれますよね?
勝手な妄想だけど多分、表裏がある。
表は、
繰り返す時間を主人公達で止めて蛇を倒し、
アヤノ達を助けてハッピーエンド。
皆んな元通り仲間として集まった。
究極の大まか、こんな感じでしょう。
でも皆さんよく考えてください。
関わってるのはカゲロウプロジェクトですよ?
僕も詳しいわけではないですが、これまでの歌などを聞いている限り、こんな簡単に終わるような人達ではないんですよ。絶対、裏がある。
では裏はなんなのか。
僕の好きな歌『カゲロウデイズ』当てはめて考えてみます。これまでの流れはカゲロウデイズに沿ったようにも感じられたので。
カゲロウデイズの最後は、
繰り返す8月15日、死ぬ女の子を助けることのできない男の子は長い年月をかけた結果、自分が代わりに身を投げ出すという選択に至ります。それで終わり。と思いきや、また8月15日に戻ります。そして女の子は言いました。「またダメだったよ。」
そうです。完全なバッドエンドです。
原作は知りませんが、歌ではバッドエンドです。
メカアクがこれに沿っているのだとしたら…
思い出してください。最後の場面。
アヤノとシンタローはベンチに座りながら、暑い夏について話してます。そしてアヤノが駆けだします。
少し先にはメカクシ団のシルエット。
…ここで引っかかってほしい。
何故シルエットだけだったのか。
何故あそこにいたのは2人だけだったのか。
それは解決なんてできていなかったから。
何をしても意味がなかったら。
元々、繰り返すようにできていたから。
ではないでしょうか。
思えば、ベンチに座りながら話すのも、
歌と似てる。
ここで僕は思いました。
あぁ、「またダメだったんだな…」
これがこの作品の裏だと思います。
僕の考えすぎでしょうか?笑
もしかすると、これを考えさせるのもカゲロウプロジェクト及びシャウトさんの手の内なのかもしれませんね。
何しても最高の作品でした。
ここまで見ていただきありがとうございました。
{/netabare}