四文字屋 さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
女子剣術系バトル+化け物討伐物語は類型キャラ祭りっぽいし、作画の手抜き感とCGがイージーなのも減点な筈なのに、初回お風呂シーンこそあったけど、微エロとか萌え要素なしなんで、
ついでに、いかにもなラスボス設定も最初から出し惜しみないのが潔くて、
なんだかついつい見やすさで継続してしまっている。
どうもすでに世間では空気と化している感じな作品ではあるが。
設定は、単なる女子剣術バトルではなくて、
刀使(とじ)と呼ばれる少女剣士たちには
特殊能力の上乗せがあって、
各流派ごとの太刀を相当なレベルで使えて、かつ、
{netabare}「写し」(移し?)なる技を会得していて、
自身をアバター化することで、
真剣勝負が可能になる=斬撃で身体を切られてもアバターが切られるだけなんで、
本人の実体は大丈夫っていう設定らしい。{/netabare}
そのうえで、優秀な刀使は全国から選抜されて、
警察組織の別働隊みたいな感じに編成されて、
荒魂(あらたま)なる化け物が出現したときに討伐するのがお仕事らしい。
これだけだと、自分でも書いていて「面白くないなー」って思うのだけど、
なんだか面白くなってしまったのが、
1回目の放送で学校(刀使養成機関?)での予選から、
本戦(御前試合)の決勝戦まで話は進むんだけど、
その決勝戦でいきなり、刀使の宗家みたいな女性に、
決勝戦を戦う剣士の子が試合開始と同時に超速で斬りかかり、
宗家さんは超速攻撃だって余裕で防ぐんだけど、
{netabare}決勝戦のもう一方の剣士が、
神の眼(笑)みたいな動体視力をもっているらしく、
いろいろ一瞬で見えちゃって、
宗家は実は荒魂が化けていると看破しちゃう。
で、とっさに宗家に刃を向けた子をかばってしまって、
いっしょに反逆者となって逃げるという、
逃亡劇ロードムービーになるっていう、
急にテンポよくなる流れが、演出的に気に入ったってのが、
きっと大きい。
そして、ストーリー的にはお決まりなんだけど、
最大にして知られざる敵は、
実は警察機構をも牛耳っている自分らの組織のボスだ。
って感じに話をもっていく感じも、
なんだか妙に話にはいりやすい。{/netabare}
微エロ封印効果+日本刀ブームが、
なんとなくいい感じにまとまっていて、
放送時間もちょうど博多豚骨からつながっているんで、
ついつい見てしまう。
そんな感じかでなんだか継続中です。