ピピン林檎 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
どんな凶悪兵器でも幼児退行させれば万事OK・・・と思ってませんか?
本当は{netabare}ハイスペックなアンドロイドだったり最強・最悪の生物兵器だったりする{/netabare}少女型の存在が、{netabare}ある時研究所から居なくなり、何故かそれまでの記憶をなくした状態で、偶然彼女と出遭った少年の家に居候{/netabare}することになる。
・・・って、どこかで見たような話ですが、ヤングジャンプ連載マンガが原作だし別にそこはいいかな。
でも、そういう月並みな設定ならば、なおさら、登場キャラたちの心情描写の細やかさや説得力の高さで勝負して欲しかった気がしました。
同じ岡本倫氏の原作作品の『極黒のブリュンヒルデ』の方も私は序盤で切っているし、単に本作のようなタイプの作品は私の嗜好に合わないだけですが、こういう設定だったら、もっとラブコメ調で、なおかつヒロインの切なさもちゃんと描けている『ちょびっツ』(※個人評価 ★ 4.0)や『そらのおとしもの』(※個人評価 ☆ 3.7、TV版は▲だけどその後の劇場版が〇)の方が個人的には好きです。
◆制作情報
{netabare}
原作マンガ 岡本倫(『週刊ヤングジャンプ』2002年6月-2005年8月連載)
監督 神戸守
シリーズ構成・脚本 吉岡たかを
キャラクターデザイン きしもとせいじ
メカニックデザイン 大河広行
音楽 小西香葉、近藤由紀夫
アニメーション制作 アームス {/netabare}
◆各話タイトル&評価
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
=============== エルフェンリート (2004年7-10月) =============
{netabare}
第1話 邂逅(BEGEGNUNG) ★ ルーシー逃亡、抹殺指令 ※色々と微妙・・・
第2話 掃討(VERNICHTUNG) ☆ SAT来襲、坂東瀕死、もう一体のディクロニウス
第3話 胸裡(IM INNERSTEN) ☆ ナナ出撃、コウタ&ユカのマユの出遭い
第4話 触撃(AUFEINANDERTREFFEN) ★ ルーシーVSナナ、ナナ処分 ※残虐シーンはさすがにキツイ・・・
第5話 落掌(EMPFANG) ★ マユの哀しい個人事情、角沢教授のルーシー拿捕・死亡
第6話 衷情(HERZENSWÄRME) ☆ 坂東脱走、ルーシーの記憶回復、別人格(にゅう)、ナナ再生
第7話 際会(ZUFÄLLIGE BEGEGNUNG) ☆ ナナVS坂東、ナナとマユの再会、2体の遭遇 ※脚本ダメ作品と確定
第8話 嚆矢(BEGINN) ☆ 角沢長官の野望、ルーシーの哀しい過去(子犬のトラウマ)
第9話 追憶(SCHÖNE ERINNERUNG) ★ 続き(コウタとの過去の交流)、ルーシー記憶回復
第10話 嬰児(SÄUGLING) ★ 蔵間室長の過去(ディクロニウス出現、研究の経緯、ウィルス感染、ナナ出生の秘密)
第11話 錯綜(VERMISCHUNG) ☆ 最強のディクロニクス(35番マリコ)、江ノ島封鎖
第12話 泥濘(TAUMELN) ☆ 続き、コウタ8年前の記憶回復(妹カナエ死亡の状況) ※映像使いまわしが多い等演出イマイチ×
第13話 不還(ERLEUCHTUNG) ☆ 蔵間父子爆死、ルーシーとユウタの和解、後日譚
第14話(番外編) 通り雨にて 或いは、少女はいかにしてその心情に至ったか?(REGENSCHAUER) ☆ オリジナル・ディクロニクス(ルーシー)拿捕{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)5、☆(並回)9、×(疑問回)0 ※個人評価 × 3.4
OP 「LILIUM」
ED 「be your girl」