ぱに さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ラーメンで例えるならあっさり豚骨煮干しラーメン
全12話
タイトルはまぁ適当です、思いつき。
見た目で分かるけど食べてみたら好みが分かれる癖のある味だった、みたいな。
(雪の影響で踏切に立ち往生した車のせいで電車が動かず実家に帰りそびれて自宅に戻る途中でラーメン食ったのを思い出したからでは決してありません)
原作者に釣られて見た方も多いのかな。
あまり期待しても大作のイメージを持ったまま見ると期待外れかもしれません。
概要は皆さまが書いて下さっているので感想などをば
{netabare}
と思ったけど『正しい事だと決めた』ので書きます、概要(主にネタバレ)
イノシシから死んでいきます。
犬➡︎鳥と続くので勘の良い方は優勝者がもうお分かりでしょう。
バトルと語り半々で各話が進んでいき、11話と12話で補完ストーリーが語られます。
{/netabare}
冒頭でも触れた、原作者が短編として書きそうなギュッとコンパクトな作品。
12話では足りないという意見もあるようですが、私の意見としては12話以上では逆にダラダラしてしまうので充分です。
死にゆく者の背景と想いを魅せながら、一人ひとりの幕引きを描いていく今作はバックボーンに戯言シリーズを思わせます。(あくまで個人的な感覚論です)
その感覚論で話を進めると、12話中10話は見ても見なくても、あってもなくてもいいようなものなんですよ。
最後の話の為に戦ってきた引き立て役の彼ら。
その視点で見ると、アナザーストーリーもすぐに描けますね、彼の経験から。
結局のところ、メッセージ性を感じるなら『目標や願いのない若者へ』とか『日常における妄想がくだらない事』だったりするわけです。
あれこれ想像させる事が狙いだったとしたら原作者の思惑通り。
色々考えてしまいました。
歌はOPED共に良かったです。
少し長くなるので、興味がある方だけどうぞ
{netabare}
願い事とは関係なく、例えば100通りの戦術もとい世界線を同時に体験できる彼ならば、日常生活においてもお金に困らないよなぁ〜とか(未来視に近い能力ってスゴイ!)
告白してた女の子を欲望のままに、、とか
そんなことに力を使わない彼が願った事、(一応99パターン出ますが)それは過激な非日常の体験を記憶ごと忘れる事。
あの性格故のアンサーとしてはいいのでしょうが、見る側はたまったもんじゃない。
巻き込んだ当事者全員から過去を奪い、最後に知っているのは視聴者だけ!という広げた風呂敷をしっかりと畳んでしまうその落とし所としては評価に値するでしょうか。
さて、今この時を過ごす貴方ならば何を望みますか?
{/netabare}