るるかん さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
もっといい作品になったと思うけど・・・。
端的に言うと、もう少し焦点を絞って、本当に重きを置く所を明快にしてくれれば、もっといい話になったのではないかと個人的に思います。
まず、クトリはヴィレムが管理者として来たときから既に好きな感じで満ち溢れていて、恋愛要素を盛り込みたいって気持ちは分かるけど好きになった経緯が無く、二人の恋愛に重みがまったく感じられなかった。生死をかけた戦いまで時間が無いにしても、だからといってすぐに人を好きにならなければならない状況でもないだろう。だからこの部分をもっと丁寧に作って欲しかった。まぁ~そこは私の好みなんですけど・・・。
ヴィレムは来て数カ月で{netabare}「俺はもう半分くらいはお前らの親のつもりでいるんだがな」{/netabare}とか言うし、そんな早すぎでしょ・・・って感じました。
まぁ~恋愛とか上手に表現できていないことが、最後のクトリのシーンで感動できなかった一因でもあるので、惜しいなぁ・・・って思う。もっといい作品になったと思うな。
エルクが{netabare}クトリを浸食していく描写が{/netabare}何回もあって必要なのかもしれないけど、1~2回でどういう状況か分かることだし、もうちょっと別な所に神経を注いでもらいたかった。けっこうウザかったんです。エルクのつぶやきがね・・・。
終末の話だから、色々なことが駆け足だったかもしれないが、あまりに多くのことを盛り込み過ぎて、丁寧さが欠けていた所が目立ったのが残念でしたが、だからといってつまらなかったわけではなく、話自体は良かったので全部一気に見ることができました。
ただ、感動で泣くみたいなことはなかった。ヴィレムとクトリの絆の深さをあの程度の描写で深みを味わえと言われても私には無理です。いつの間にそんなに好きになったの・・・???でしたから。
戦闘シーンは総じて良かったと思います。ネフレンが最も輝いていたなぁ~って私は感じました。