退会済のユーザー さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 2.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
どうしてこうなった...
近年のアニメでは最も期待して視聴した作品だ。
しかし、期待外れだったというのが正直なところ。
話自体は原作の改変があるものの脚本が良いだけに面白い。
しかし、2話以降はどの回も映像面での出来が酷い。
1話は、キャラはヌルヌル動き背景とCGのクオリティーも高かった。
2話以降はOP映像からもう酷く、CGが低クオリティーにも程がある。
背景から浮いていて違和感しかない。
さらにアーバレストなんか色が薄い時もある。
とにかく2話以降はCGがダメダメだった。
これなら蒼穹のファフナー EXODUSみたいにCGはオレンジに外注すれば良かったと思う。
とにかく多くの作品を抱えているのに自社だけで頑張りすぎた結果がこれだ。
そして、後半は作画まで崩れる。
宗介の顔が古いアニメのようにコロコロ変わる。
何と言っても10話は酷かった。
終始作画が乱れていた。
音楽面は、劇中BGMは作曲家と音響監督が一流のため中々だった。
ただ、山田タマルと茅原実里の楽曲はやはり下川みくにには敵わない。
個人的にここ最近の茅原実里はOP向きだと思っており挿入歌やEDには使って欲しくないというのが正直なところ。
以前はED向きな柔らかい声の落ち着いた曲(優しい忘却など...)が歌えたのだが、ここ最近は声が太くなった気がする。
また、挿入歌の場合は曲が悪目立ちしてしまう。
一方、山田タマルは大分フルメタのイメージになってきた。
ディレクターズカットの時は慣れなかったが...
そのため、5期があるとすれば下川みくにはどうせ無理だろうから今回の2人が続投するならOP茅原実里、ED山田タマルでも良いと思う。
また、山田タマルは次回以降はEnglish Ver.とかいう凝ったことはしなくても良い。
あと、最終回に下川みくにの曲の「枯れない花」と「tomorrow」を流したのは正解だ。
素晴らしいファンサービスだった。
5期があるとしたらラストシーンの挿入歌には「それが、愛でしょう」を流してもらいたい。
間違っても今回の歌を担当した2人には挿入歌は絶対に歌わないでもらいたい。
声優面とキャラ面は、相変わらず良かった。
声優なんて声がほとんど変わってなくてビックリした。
まとめると今作は豪華な制作陣だったがスケジュールの都合や自社での頑張りすぎなどが原因でこのように失敗してしまったのだと思う。
また、Twitterを見る限り宣伝もグダグダだったため新規獲得も出来なかったのだろう。
5期があるとすれば制作会社を変えるなり他の制作会社なりに協力を求めて作るべきだと思う。
とりあえず今のXEBECだけでは力不足というのがよく分かった。
完結するにはあと1クールだと予想している。
このような完成度の低いフルメタはもう観たくない。
しかし、ここで終わりなのも嫌だ。
何とかしてもあと1クールを高い完成度で制作してもらいたい。
ファンはそれを要求している。