かしろん さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
面白いが良作止まり
嵐山歩鳥は女子高生。商店街の老舗喫茶店「シーサイド」でバイトをしている。
ある日、喫茶店のマスターであるばぁちゃんが店を繁盛させるための作戦を思いつく。
巷で流行っているらしいメイド喫茶。このシーサイドをメイド喫茶として再スタートさせようというのだ。
かくしてメイド服に身を包んだ二人だったが、彼女たちは何も知らなかった。
メイド喫茶、というものがどういうものかを。
漫画原作。日常系シュールコメディ。原作未読。
物語:基本的には主人公歩鳥のバカで短絡思考で前向きな行動に周りが振り回されたり振り回したりする話。
1エピソード☓2本な構成でテンポよく見れ、新房総監督+シャフトらしいエッセンスもちりばめられている。
腹を抱えて笑うというより、思わずニヤリとしてしまうような笑いが多い。
OPでの歩鳥は出来てトシ子が出来ない「めいどっ!」の手(親 人中 薬子)やEDでの変な編成バンドなど、本編を見ていくと後から色々気づいたり理解できたりする遊び心もあり、なかなかに全編に渡り凝った内容となっている。
作画:元々キャラの顔も崩れ気味なので、多少のことは気にならず。
OPは少し前にHなアニメでも活躍、梅津泰臣が担当。よく動き印象づける内容なOPとなっている。
声優:良くも悪くもクセのある小見川千明が主人公。悠木碧や杉田智和などシャフトらしい布陣。櫻井孝宏のばぁちゃんはなかなかに。
音楽:OPはひょうきん族でお馴染み「DOWN TOWN」を坂本真綾がカヴァー。EDは劇中バンド、メイズによる川柳風ロック。共に印象に残る。メイズによる劇中曲も良い。
キャラ:主要キャラは個性があって良い。萌え、とは縁遠い感じも良い。
面白いんだが良作止まり。何度も見返す程のモノでもない。
友人に勧める時は「見て損は無いよ」って感じ。