雀犬 さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
一言で表すと、パッチワーク
・10話まで見て
俺は最初このアニメのタイトルを
ダーリン・イン・ザ・フランスキスと空目してなんかエロそうだなーと思ってたんだ。
すまんタイトルはフランキスだった。
でもまぁ勘違いしたままでも問題なかったようです。
変なアングルのカットが多いのはA-1Picturesの病気だから仕方ないとしてだ。
女の子を四つん這いにして男が後ろで構える操縦方法が露骨にエロい。
「パートナーとの相性」とか「変な声出すな!」とか「ヘタクソ」とか
意味深な台詞も多すぎぃ!
このアニメのコミカライズ担当はよりによって矢吹神だそうで。
早速少年誌の限界に挑戦しているようです。
もうタイトルは「操舵で交わる色欲のロボに…」でいいよ。
よくこの内容で新聞に一面広告出したな!
…という煽情的な第2話から一転、何事もなかったかのように
王道的な熱いロボットアニメが展開される。
今のところ大変楽しく観ています。
でも知っているぞ。どうせ鬱展開やるんでしょこれ!!
イチゴちゃんが幸せになってくれるか。
ボクはもうそれだけが心配で心配で。
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・最終話まで見て
おっかしいなぁ・・・
俺はこのアニメにはもっといい点数付けようと思っていたんだけど。
いや部分部分は良かったんですよ。
第13話は過去の記憶を辿るエピソードとして秀逸だったし、
前半クールのアイドルソング風のED曲に合わせた
パラサイトの少女たちのifを描くムービーも面白かったし、
バトルシーンは迫力十分で見応えがあったし、
ヒロは最近では珍しくカッコいいと思える男性主人公だったし、
イチゴちゃんはかわいかったし!!
でも全体を通して見れば「パッチワーク」としか言えないんだなぁ。
ロボット、SF、青春群像劇、ラブストーリー、
ディストピアファンタジー、スペースオペラ等々。
これらの要素のまとまりがなくて継ぎはぎが目立つ
不細工なアニメになってしまったと思う。
テーマは「生命賛歌」だと思うけどなんだか大味になってしまったね。
なんだよあの超展開はwww
ラストを派手にやりたいのは分かるけど自重しようよ。
あーでもないこーでもないと展開予想したり
考察したりしたけど無駄でしたね。
最後の方は字幕カットインするたびにゲラゲラ笑ってしまったよ。
たぶん笑うところじゃないんだろうけど!
なんだかんだいって、半年間楽しませてもらったので
そこそこの点数は付けておきます。
でもお勧めはしづらい作品になっちゃった。